ドル円調整相場について

 [2013-12-4] 先日から今朝方にかけて上手くドル円が調整相場に乗って落ちてくれました。

 私は、103.320を筆頭にした売りポジを抱えておったのですが、今回の下落を受けて120ポイント程度の利益を出す事ができました(いやはや、マーケットの神様ありがとうございます!)。

 それでは、いつものように先日私が作成したドル円4時間足チャートからです。

ドル円2013年12月3日チャート4時間足

 上のチャートは一見何も無いように見えるチャートですが、実は、テクニカルラインと記されている緑色のライン102.5では、本邦系の輸入系企業からドル買い円売りオーダーが入り、一時的に下支えする展開となりました。

 現在も、102.5付近にて推移しているのは、この輸入系からのフローを意識した局面だと判断しています。

 次に、今朝方のマーケットについてですが、101円台では多くのトレーダーからの買いを観測したようで、マーケット参加者全般的に、押し目を拾う動きが散見されたとの事です。

 バックに輸入系の買いが控えている以上この展開になるのは仕方ない事ですが、それ以上に気になる点は、やはり日本株下落に対してドル円の反応が鈍かった点でしょう。

 これは、やはり日本株に対して海外からの投資が膨らんでいる事を意味し、日本時間の対応に対して遅れが出ている事を意味するのでは?と考えております。

 それは、今朝のような日本株の動きがNYタイムで起きたならば、恐らく1~2円程度のドル円相場下落が観測されても良いと考えられるためです。

 次に、昨夜の下落をもう少し詳しく追いかけてみますと、まず最初にキーワードとして取り上げられるのは、米国株ダウの崩れです。

 16000ドルを割り込んだダウは、その後、下落に拍車を掛けて140ドルほどの下落を見せ、その流れに付いて行くように米国債が買われました。

 一見リスク回避の動き方に似た動きでしたが、金相場が付いてきていない事を考え、私は利食いを躊躇する事になったのですが、その後、金が買われた事による円の買いましを見ての利食いです(まだポジションの一部はホールド)。

 本当の下落を期待するのであれば、その後も鬼ホールドと行きたいところだったのですが、原油が上昇するなど資金が商品相場に流れていたため、どうしても資源国通貨が底堅い動きをし、ポンドに関しては金融引き締めが近づいていると言う観測が出始めている事で底堅く推移していた事から、「深追いはしない」と言う判断になりました。

 あのまま一気に米株が滑り落ちるようなケースになると、通常であれば米株に最も純粋に反応を見せてくれるオーストラリアドルも顕著に反応してくれる事を期待していたのですが、反応がかなり遅れておきた事もあり、それはやはり商品相場が強かった事が原因だと考えています。

 そこで、本日予定されているADPとベージュブックを前にした、調整相場の一環だと判断したと言う流れになります。

 こう言ったマーケット展開において、本日の指標結果次第では、「全戻し」が起こりやすい状況となっているため、チャート的には下押し加速が必要な状況(現在)ではありますが、これを全戻ししたとなると、チャート形状は好転し、明日にも年初来高値更新辺りを狙うマーケットとの戦いになる事を想定しています。

ドル円4時間足のチャート

 それでは後半は、いつものようにドル円4時間足チャートでこれまでの流れを見ておきたいと思います。

ドル円2013年12月4日チャート4時間足

 こうして見てみると、オレンジライン辺りまでの下押しが欲しいところのように思いますが、少し距離があるため、「何処かで反転が必要だろう」と言った思いからマーケットが102割れを見て反転した形だと考えています。

 本日のADPとベージュブックがキーワードとなり、反転を見せるかどうかのところかと思いますが、日足チャート的には売り手は売りたい状況となっているので、その辺りの動きで、溜まっているロングポジションのストップを巻く動きとなる場合には、安易な行動は注意となりそうだと考えています。