若干下押しファンド関連
ドル円4時間足のチャート
後半戦はいつものドル円チャートを作成しておいたのですが、材料不足でチャートも少しスカスカな状況になってしまっています。
上は、現在のドル円4時間足チャートになりますが、短期的なブレイクは起こしているものの、98.80ラインがやはり攻防線としては強く意識されるので、それより下に落ちた場合には、短期反発も期待できるでしょうし、比較的ロンガーとしては良い押し目待ちポイントが来そうなチャートのように見えています。
それでは、新しい一週間が始まりましたが、本日から張り切って稼ぎましょう!!
[2013-9-23] 本日のマーケットは、先日から想定していた通りの“ほぼ無風”の中でのヘッジファンドの売りの流れとなっています。
下は昨日作成した私のドル円4時間足チャートで、特に大した事は書いていないのですが、まずはそちらを掲載しておきたいと思います。
さて、話は本日の流れについてなのですが、現在のところ想定していた通りと言うことで詳しくは昨日のブログ「月曜日は要人発言に注意か」を読んで頂く事にして(文字ばかりで読みにくいですが(汗))、やはり狙うべきは、明日、「日本オープンに向けてのドル買いの動き」と言う事になりそうです。
特に、本日の安値が99円を割り込めないところを見ると、明らかに本邦系からのフローを気に掛けた動きとなっている事が分かりますし、材料的には99.6カットの上昇で99.8辺りまで伸びてもおかしくは無い状況ですので、「下に押されれば買う」が基本目線になります。
しかしながら、材料次第では急降下と言う事もあるのが今のマーケット状況になる訳ですが、急降下した場合にも、やはりバックとして明日の円売りフローが脳裏をよぎる展開となる事が考えられるため、何処かでは買っていく事でポジションの組み立てを行っていきたいと思います。
次に、現在までのマーケット関連の話を少ししておきますと、中国指標、HSBCが発表している(政府発表では無い)製造業PMIが、51.2と予想の50.9を若干上回る数値であった事から、シャドーバンク問題等で一時危機を感じた中国の底堅さを示唆する内容が出ています。
もちろん、こういった要因は安全資産と考えられる米国債売りへと繋がり、日米の利回り差からの円売りドル買いへと波及しやすい流れとなりますので、現在はフローが少ないですが、NYタイム後半にはボディーブローとして入って来そうな感想を持っています。
また、ドイツの話は先日の時点で既に既出ネタとなっておりますが、メルケル氏陣営の勝利で終わり、「4期目は難しいだろう」との見方を個人的には想定していますが、これまでの流れ継続と言う意味で、特に興味はそそられていません。
そこで、やはり来月に向けての日本政府とアメリカ政府の動きが今週はマーケットの目玉となってきそうな予感がしているのですが、一時下火となっているシリア情勢については、恐らくドル円が100円台に突入してから発せられるので、今は目をつむっておくとして、日本の消費税引き上げと、米債務上限引き上げについてとなってくる事が想定されます。
消費税引き上げについては、「ほぼ確実に行われる」と言うのがマーケットのコンセンサスとなっているため、後は「何%アップか?」と言う話でマーケット(特に日本株相場)が動いてくる事になりそうです。
今週は、まだ消費税引き上げについての「予想」と言う部分でのポジションの持ち合いとなるため、結論を待たずに一方的な思惑のみで動きやすい段階と言えますので、その辺り、「まだ決まってないのに、なぜ動いているんだ?」と思わずに、マーケットと向き合っていく事が大切になってきそうです。
アメリカ債務上限引き上げについては、「引き上げられて当然(引き上げられないとデフォルトに)」と言うのがマーケットの主の考えとなるので、先日も紹介しましたが「決断の遅れ」は市場の不安心理を煽る事になり、「米国債の購入⇒日米金利差縮小⇒ドル売り円買い」となる事が想定されるので、特にベイナー下院議長の発言と、ジェイコブ・ルー財務長官の話には注視しておきたいところです。
最後に、本日のマーケットは、やはりNYタイム序盤からの連銀総裁発言と、NYタイム後半からの日本休み明け相場に対する先行的な攻めが主流になってくる事が考えられますので、今現在は緩い動きであったとしても注意しておきたいところだと考えています。