専業トレーダーの帰路

 [2013-9-15] 2日もの間ブログを休んでしまい大変申し訳ありませんでした。まずは、文頭で、連絡に出なかった友人、トレード仲間の方々含め、「本当に申し訳無かった」と言う気持ちでいっぱいです。

 また、毎日ブログを読んでくださっていた方々も、何人の方々が見てくださっていたのか、最近では全く意識していなかったのですが、何と50人以上の方々が読んでくださっていた事に今日気付き、さらに反省の中、パソコンに向かっております。

 そこで、「なぜ私がブログを休んでいたのか?」と言う事について、本日は、週末で来週のFOMCに関するマーケットについて書かなければいけない事も沢山あるのですが、“いいわけ”をさせてください。

 いざ、“いいわけ”をするとなると何から紹介すれば良いのか悩んでしまう訳ですが(笑)、単刀直入による、2014年1月より、「専業トレーダーから兼業トレーダーへと転身するかも知れない」と言う事をお知らせさせて頂きたいと思います。

 こうやって紹介してしまうと驚いている友人の顔が目に浮かんでくるのですが、知っていらっしゃる方も多いとは思うのですが、私のブログFXファイブ内では、一般に流れないようなマーケットについての話や、フローについての話が含まれている事がチラホラと有った事に気付かれていらっしゃる方も多いとは思います。

 こう言った情報は、私が海外にいる友人から時折連絡を受けて、紹介している事が含まれているケースが有ったためなのですが、それは「私が海外で生活をしていた事がある」と言う事を暗に意味していると受け取って頂ければと思います。

 そんな中、私が兄と慕う人物(トレーディング部門では無い)から、「俺の銀行で右腕として働かないか?」と言う話を今回頂きました。

 兄(本当の兄では無い)は、私のトレーディングスキルよりも、運営・マーケティング能力を買ってくれて誘いを出してくれている訳ですが、その兄がこの度出世する事になり、ボスから2人の人事権(既に10人の部下がいるらしい)を更に任されたために私に話を振ってくれたのが、この話の始まりとなりました。

 その銀行は、カナダでは有数の銀行の1つなるのですが、そこで「マーケティング戦略の人材を探している時に、お前の顔しか浮かばなかった」と言うのが誘ってくれた理由なのですが、給料はもちろんのこと、ビザ(就労ビザ)や、住む場所の提供まで面倒を見てくれると言う、こんな破格の条件は個人投資家で生活している私としては、まさに願っても無いよう好条件と言えるでしょう。

 恐らく、海外に飛び出したい人ならば、何も考えずに飛びついてしまうような話なのですが、私は以前、海外で小さい会社ですが経営者をしていた事があり、帰国後はずっと「なぜ海外でできて日本ではできないの?」と言う疑問を持ちながらも、悶々とした思いを振り払うかの如く、ただひたすら生活のためにトレードに没頭してきておりました。

 そんな中で、兄の好条件の話、私のトレーディングの中で身に付けていった金融についての知識も「少しは役に立つだろう」と言う話もしてくださいました。

 思わず、嬉しさの余り即答してしまいそうな話だったのですが、その回答をしようと思っていた矢先に飛び込んできた「私の友人の妻が病の話」が起き、私は「日本で負けてはいけない」と言う思いが体を支配するようになりました。

 日本で仕事をしてこられた方にとっては不思議な話に聞こえてしまうと思うのですが、日本で就労経験の無い私にとっては、「海外が逃げ場で日本は勝負の地」だったからなんです。

 そこで、私は現在、来年企業(形だけ)を目指して、新規事業を立ち上げる準備をトレードの合間に行っています(いつも「眠たい」と、ここで愚痴をこぼしていたのは、トレード以外の仕事(収益0)も同時にやっていた事もあるんですね)。

 その事業と言うのは、手の内をさらす事はできないので詳細は書けませんが、地域復興を目指した、完全に地元の方との交流をベースにしたビジネスになるため、お酒の席に出かけたり、行事に参加するなどし、マーケティングリサーチを繰り返し、構想を行ってここまできた訳ですが、やはり、どうもトレードのバランスを失う機会が増えてしまっている現状があります。

 兄の話を断ったと言う事も有りますが、やはり他の事をしている点で、「マーケットの神様が私に背を向けつつある事が要因なのだろう」と言う事は薄々気づいているのですが、しかし、私の中に流れている血は、トレーダーの血よりも経営としての血が強いように自分自身で感じ始めるにつれ、さらに企業に向けての作業にあたる時間が増えてしまっている現状があります。

 以前ならば、週半ばに出かける事はほとんど無かったため、頭は常にマーケットと共に行動していたのですが、こう言った事が現在の私にはできなくなっており、「マーケットに付いて行くのがやっと」と言う状況になりつつあります。

 そんな中で、私はブログでは偉そうな事ばかり書いている事に対する「矛盾」、これに対して読んでくださっている方は今年の頭から比べると5倍にまで膨れ上がっている・・(友人のみの10人(笑))。

 これは、正直、「凄い事だな・・」と思う一方で、マーケットから離れている時間が増えつつある自分に対する戒めが無く、このブログに対しての中身が、「ほんとうに考えて、情報を集めて、展開を数々想定して、辿り着いた答えを書いているのか?」と言う疑問が私を襲うようになっています。

 私が、マーケットを読めなくなりつつあるのかも知れませんが、その原因を問い詰めると全てはマーケットでは無く、自分自身の行動とマーケットに対する怠慢が原因と言えるでしょう。

 来年の企業に当たり、既に10人ほどの方々との裏取りは終了し、後は、コツコツと準備をしていくだけで、個人的には120%以上の自信がある企業が誕生する事になるとは思うのですが、その一方で、「50人の方々から得られている信頼と言うものを失墜させるものになるかも」と言う事をどうしても考えてしまいます。

 しかも、この企業を起すと言う事は、兄の誘いを蹴ると言う事を意味しているため、「企業失敗を見届けてやるよ!(笑)」と言われている一方で、マーケット以外での高いプレッシャーを感じているのも、また、マーケットが裏切りを掛け始めている要因と言えるでしょう。

 長々と書いてしまいましたが、「何を書いているのか?」分からない方も沢山いらっしゃるかと思いますが、要するに「私のブログの質が落ちるであろう」、「相場観が鈍っていくであろう」と言う事を皆様に報告したいため、“いいわけ”と言う形で本日のブログを書かせて頂きました。

 もちろん、このブログは、応援してくださっている方や“自分のため”でもあるので、これからもできるだけ「書き続けていきたい」と言う答えが、悩みの中で出した決断でもあるのですが、「紹介するマーケットに関する質は低下していく」事になり、強いては「友人のみしか読む方がいらっしゃらなくなる」事に繋がって行くことになるでしょう。

 これから12月に入っていくと「ポジション調整のみのトレードとなる事」を考えても、トレード期間は残りあと2ヵ月です。

 その後は、「兼業トレーダーのFXブログ」となりますので、「トレード情報に関する質の低下」が起きてしまう事をどうか御理解頂ければと思います。

ドル円月曜日のマーケット

 さて、後半はいつものようにドル円についてですが、今週はFOMCを警戒したマーケットになるため、「特に今多くを語る事は無い」と思っています(前半が長すぎて方がコリコリなので(笑))。

 本日はチャートが無いのですが、最初に注目しておきたい点として、米シリア問題についてで、アメリカがロシアとの合意にまで達した事により、既に大部分は織り込み済みですが、上値を抑える要因の1つが「軽くなった」事を覚えておく必要がありそうです。

 これに伴い買い需要は旺盛となる可能性が有り、特に、100.2~100.5までの間に用意されていた本邦系輸出企業からの売りを一時こなしている影響もあり、ロンガーとしては買いで入りやすいと言う傾向はあると見ています。

 しかしながら、基本はFOMCに向けてのポジション調整に対する動きが中止となる可能性が高く、最新の円に対する売り持ちが拡大しているデータが出ている事から、「いつ、ストップ刈りが起こるか分からない(極端な円買い)」を想定しておく必要がありそうです。

 また、欧州から、「危機は去っていない」との見通しが何度も打ち出されており、必要以上に楽観視している現在の先進国におけるマーケット動向について、釘をさす動きがメインストリームとなってきている点も見逃すわけにはいかないと考えています。

 本日は、非常にマーケットについて書いている内容が短くなりましたが、週末だと言うのに2時間しか眠れていないことと、この後、まだ作業が残っているため、どうかこの辺りで終了させて頂く事をお許しください。