月曜日は要人発言に注意か
ドル円4時間足のチャート
本日のチャートは大したことないのですが、以下の通りです。
FOMCでQE削減が見送られた事を受けて、下抜けしたドル円ですが、結局、日本の輸入系のフローが動き出している事もあり、反発を起して、ネックラインを突破しての三尊下抜けがフェイクブレイク、つまり「ダマし」となってしましました。
特にチャートが示唆するところでは、上値が「99.5より上は重いよ!」と言っているようにも見えますが、その要因として輸出系からの売りが入るポイントが99.5なためで(既に99.10~99.50のフローはカット済み)、比較的売りフローは熟している事もあり、ファンダメンタルズ的見方を取り入れると、下値よりは、やはり上値の方が軽く見える状況となっているかと思います。
[2013-9-22] 先日のブログでは、私のこれからの話について少し紹介させて頂いたのですが、それでも凄い閲覧回数となっており、50名様の力に驚きを隠しきれておりません。
これから忙しくなってくるのですが、できるだけ更新はしていきたいと考えているので宜しくお願い申し上げます。
さて、今日は早速マーケットの話について紹介していきたいと思うのですが、明日は、日本が秋分の日で休場と言う事もあり、日本時間は穏やかな流れで、輸入系からのフローが無くなる事を想定した円買い方向の動きがフロー的には主流になる事を想定しています。
心配されていたドイツ選挙についてですが、どうやらメルケル陣営の勝利と言う事になり、「つまらぬ選挙」と揶揄される事の多いドイツ選挙ですが、マーケットに与える影響は“やはり”限定的となるのでは?と想定しています。
これを受けても日本がお休みと言う事も有り、朝からの活発な動きがある場合には、ファンド関連による“アタック”がメインなシナリオとなってくる訳ですが、円買いのアタックが入った場合においても、NYタイム後半には日本の休み明け需要を意識しての買い上げの動きが入る事が想定されるので、全体的には「この程度の動きか・・」と言う感想になるマーケットを想定しています。
次に、アメリカの債務上限についての話題がやはりマーケットにジリジリと圧力をかけ始めていますが、先日のFRBバーナンキ総裁の話では、「債務上限引き上げが遅れ、景気の足を引っ張った場合にはQE削減も先送りとなる」と言ったニュアンスのコメントが出ています。
つまりは、債務上限引き上げが難航する話が出始めると、「ドル売り」としたいところなのですが、恐らく同時に米株が崩れる事により、米国債へと資金が流れる事が想定されます。
そのため、全体的なマーケットを見ると、ドル買いの動きよりも国債の金利差を意識した「円買い」と言う流れがマーケットに出る可能性が有る事を留意しておきたいと考えています。
最後に、明日のマーケットについてですが、明日は特に目立った経済指標発表が用意されていない事から、恐らくはアメリカの地区連銀総裁の談話等で、NYタイムに上下して来る事が想定されますが、特にハト派色の強いダドリーNY連銀総裁の話には注目をしています。
ダドリーNY連銀総裁は、次期FRB総裁候補であるイエレン総裁と共に候補者として名前が挙がるほどの人物で、特に常時FOMC投票権のあるNY連銀の総裁と言う事もあり、他の総裁と比べ発言にマーケットの牽引力が有るため注意をしておきたいところです。
特に、バーナンキ総裁率いるFRBメンバーの中で、イエレン副総裁とダドリーNY連銀総裁は、完全にバーナンキ総裁の「意」に対して同意を示している人物である事からも、もしも、タカ派な意見が出た時には、日本の輸入の買いが入る事も意識されている事もありドル円の上昇の切っ掛けとなる事も想定されるので、注意をしていきたいと思います。
また、最近のダドリー総裁は、若干タカ派的な意見を出す事も散見され始めているので、もしかすると明日は少しタカ派的に来るのかな?と言う見通しを持っています(QE削減についてなど)。
ダドリー総裁のこれまでの発言やコメントについては、次を参考にして頂ければと思います。(FX要人発言のゴゴヴィより:ウィリアム・ダドリーの発言・ニュース)