マーケットの速さと田舎

 [2013-9-21] 最近、ブログの更新が歯抜けのような状況になってしまっている(毎日更新ができていない)状況に対して、なぜかブログ閲覧者が異常に増えている事に、大変申し訳なく思っているのですが、本日のFXブログは、私の近況を含めた「ブログ」と言うものにしたいと考えているので、マーケット関連の情報をお探しの方は、文字だけですので楽しみが無いかも知れません。

 まず、簡単にトレードについてですが、マーケットについてはいつも通り必死に追いかけており、利益も対応時間分しっかりと出す事ができた“旨い一週間”を今週も過ごす事ができたのですが、高値も99.5のストップカット後と言う事と分かり易かったため、恐らく読んでくださった方の中には、私のブログを参考に「ショートで旨い汁を飲めた方もいらっしゃるのかな?(いらっしゃったら嬉しいです)」と想像しています。

 そんな中、以前紹介している私が兼業トレーダーになる件なのですが、マーケットリサーチ(マーケティング)を兼ねて某社長と“会食と言う名の飲み(笑)”に参加しておりまして、地元ならでは商売の特徴や特異性、さらにアドバイスを頂いたり、私の販売戦略との協調についてのお話をしておりました。

 結果、嬉しい事に私が立ち上げ予定をしている会社の全面バックアップを取り付け、地域の横関係の繋がりについても手を貸して貰える事になりました(酒の力は偉大なり(笑))。

 色々リサーチをしていると、面白い事が分かってくるのですが、私達トレーダー(現在は専業)は、数字(レートや経済指標)で経済状況を追いかけて行く上で、世界のマーケット状況やニュースについても最速の速さで触れる事になるため、常に“ニュースの賞味期限切れ”と言うのは早くなっていきます。

 しかしながら、実際の経済と言うのは、ニュースの賞味期限と言うものは非常に長く、“未だに”と言っては語弊があるのですが、アベノミクスの3本の矢の話や、オリンピック関連の話題が上り経済効果の高さや、その効果、それに状況について“知りたい”とおっしゃっておりました。

 これは、私だけでは無く、トレーダーにとっては過去の記憶を探りながらの話になるため、“非常に面白い感覚”を得られた訳ですが、特に私が住んでいる地域が田舎と言う事も有り、“情報を知る者がいない”もしくは“知っていても解説ができない”ため、かなり遅れた動きを見せる事も影響しているように考えています。

 そう言った中で、友人に日本の住宅市場の現場について問い合わせを入れてみたのですが、何と現在の新規住宅申請件数と言うのは(私の住んでいる地区)、昨年の2倍にまで膨れ上がっており、これは消費税増税や住宅ローン金利上昇を見越した動きとなる訳ですが、自民党政権となってからの動きを考えると、“10ヵ月の遅れが有る”状況に、「如何にトレーダーが最先端にいるのか?」を再度痛感致しました。

 例えば、トレーダーの方に「今家を建てるタイミングですか?」と質問をすると、「いえ、今は物件が建て終わり、既に貸す時期(資金回収時期)に入っています」と言う回答が返ってくる事でしょう。

 つまり、「投資家が企業する」と言う事は、既に先の展開を想定した上で動くため、それだけで「一歩も二歩も有利な条件は揃っているのかも知れないな?」と、1人、某社長の話を聞きながら別の事も同時に感じておりました。

 とはいえ、投資家が企業するに当たっての最大の難関も同時に感じており、それは地場産業の経営陣との思考のズレで、FXは「論」を元にした自分の行動が全てなのですが、商売となると「証拠」を元にした説得が必要になります。

 しかも、田舎で恐ろしいのが「数字が意味を持たない」ところです。

 分かりやすく噛み砕くと、「Aと言う会社は、あなたの会社と似ていますが(事業内容・事業規模等で)、“A社は〇〇をする事で売り上げが2倍に伸びた”と言う噂が出回っていますよ。あなたも〇〇をしてみませんか?」と言う事に対して“異常なほどの興味”を示すのですが、「Aと言う会社は、まだ〇〇をしていません。経済の流れや人々のニーズを考えると、〇〇が売り上げをアップさせる可能性が非常に高いです。」と言う話には食いつかないのです。

 トレーダーにとっては、後者が「全て」であり、前者は「全く無益な話」となるのですが、田舎の経営者にとっては、前者が「全て」であり、後者は「博打」となってしまうようです。

 そのため、当初予定していた1月スタートの動きは前倒し傾向になり、“証拠を作り噂を広める”と言う動きが先に必要になってきた事を感じ、以前よりも急ピッチで作業を進める事になってしまったと言う訳です。

 それに伴い、このブログ更新が疎かになってしまっている今週の状況なのですが、2足3足の草鞋をなる分、FXで鍛えられた分散睡眠術(笑)が役に立つので、できるだけ有益なマーケットの情報を流してみたいと思うのですが、例えば、マーケットに関連する興味深い内容が無い(私が興味を示さない)場合には、少し休みを取りつつ更新と言う方向も少し考えています。

 しかしながら、いきなり兼業になっても、企業収入はもちろん「ゼロ」の赤字運営スタートとなるので、FXを止める事も無いので、トレード自体はしっかりと組み立てて、今までのように海外の友人から貰える話も、これまでのようにここで紹介してみたいと考えています。

 今まで私のブログを読んでくださっている方にとっては、マーケット関連の話から実際のリアルに聞いた経済事情の話が盛り込まれてくるため、「そんなの知っているよ」と面白く無い事も増えるかも知れませんが、それは、「私がマーケットから遅れ始めているのでは無く、現実としてマーケットを感じ始めている」と御理解して頂けると幸いです。

 結局マーケット関連の話は、ほとんど無いままに本日のブログは終わってしまいますが、明日は、ドイツの選挙状況やFRB関連の動きと、マーケットの展望について書いてみたいと考えているので、宜しければお付き合い頂ければと思います。

 また、本日はこのような内容になってしまいましたが、以前、FX初心者の方々について書いているサイトが有るので、お時間が有る方は、そちらのサイト内容も読んで頂けると、このブログ内での内容が少し分かりやすくなるので、トレードの合間にでも読んで見てください。(FX初心者のためのサイト:FX初心者の外為入門へ