雇用統計後に注目の日

 [2013-9-6] ここで一句。

マーケット
荒れる相場に
利益無し

 と言う、馬鹿な事を1人で考えながら、先日は黙々とエントリーポイントと、マーケットのファンダメンタルズとのずれを探していたのですが、今週は、私の相場観と言う陳腐なコンピュータも、さすがに限界が近いようで、大した利益も出せずに今に至っております。

 このままでは、今週は負けトレードで引けを迎える事になってしまうのですが、現在も売りを持っておりましたが要約少し伸びたところで、半分利食い、残りはまた持ったままなのですが、これも99円ストライク辺りまでを狙っているポジションとなるので、まぁ、「厳しいかな?」と言う見通しを立てています。

ドル円2013年9月5日チャート4時間足

 上は、先日に私が作成した4時間足のチャートですが、チャートは役に立たない事を想定しているため、ポイントとしては、ストップと売りオーダーを記載していた点だけとなっています。

 100.2のストップを軽く巻いたポイントで、「とりあえず売り」と言う、いつものパターンでの売買となった訳ですが、案の定利益が出てくれた事に御の字で、想定は明確に100.2のストップを巻いた100.3~100.4辺りであったため、本格的には売りを入れておらず、99円ストライク辺りまでの利益が無い事には、今週は赤となってしまいます。

 ただ、今回の米雇用統計において上げてくれた場合には、高値を100.3~4へと再度想定して、売り持ちをしたいところですが、雇用統計前に100円台での推移となっているケースでは、100.4辺りは少々危険水域となるため、「数値次第でエントリーは控えてなければいけない」と考えています。

 多くの方は御承知の事かと思いますが、米雇用統計は基本的に「全戻し」が起こりやすい指標として有名で、例えば、統計内容(米非農業者部門雇用者数)が良かったものの、その数秒後に発表される米失業率が悪かった場合には、上下に振れ幅が大きくなると言う動きもあるので、注意が必要です。

 また、基本的な概念としてですが、米非農業者部門雇用者数よりも失業率数値を優先した動きを見せると言われているのですが、それは、米非農業者部門雇用者数と言うのはその月の雇用の増減で有り、景気判断として短期的な見方としては有効なため瞬発的な反応を見せますが、失業率と言うのは雇用全体における景気判断をベースとするため、変動が少ない事が普通なため、その変動が有った場合には後でジワジワと身にしみてくるためだと考えられます。

 しかしながら、今回の場合は、恐らく「失業率の推移は無いもの」と言う感覚となっていますので、基本的には米非農業者部門雇用者数の推移を見ておいて、その動きに乗っかった動きになってくる事を想定しています。

 つまり、その逆の考えを持っておくとするならば、失業率の変動が有った場合には大きくマーケット失業率を意識して動いてくる可能性も有り、特に失業率が低下している場合(改善している場合)には、ドル買い旺盛となる可能性を15~30分程度想定しております。

 また、“喉元過ぎれば熱さを忘れる”では有りませんが、雇用統計が終わった後は、やはり米シリア攻撃へ話題が推移して来る事は間違いないので、その辺りの巻き戻しには注意しておきたいと思います。

ドル円4時間足のチャート

 本日もドル円4時間足チャートを作成しましたが、雇用統計の夜となりますので、特に重要なチャートでは無く、雇用統計発表後の動きが終わった後で、チャートを見返す必要が有ると考えています。

ドル円2013年9月6日チャート4時間足

 上は、いちをヘッジファンドとストップオーダー等を書き込んでみましたが、統計次第でどうとでもなる日なので、チャートはその後で、と言う感覚で作っておりますのでご了承ください。