情報量が多すぎる相場

 [2013-11-22] 先日、予約していた歯医者さんから連絡が有りまして、「時間に空きができたので本日来て頂けませんか?」と言う話を受け、急遽予約時間が変更になり行って参りました。

 そのため、ブログは突然お休みになってしまいまして、書きかけていた分もあったのですが、それは残念ながらお蔵入り(涙)となってしまいました。

 毎日読んでくださっている方には、事前連絡も無く突然ブログを休んだ事を深くお詫びさせて頂きたいと思います。

 と、言っても、私のFXブログを読んでくださっている方の大半は私の交友関係者ですので(笑)、この謝罪は私の友人に対してでは無く他の読者様に対してとお受けとめ頂ければと思います。

 特に、「I君」からは私がブログを休んだ事に対して「怒りのクレーム電話(笑)」が有りましたが、この謝罪は「I君に対してでは無い(笑)」事をご了承頂ければと思います(笑)。

 さて、早速マーケットについて書いてみたいと思うのですが、先日からマーケットの動きは“かなり”慌ただしくなってきており、正直なところ月末にかけて利益が上げられるかどうか、「個人的に分からない」と言う状況になっています。

 と言いますのも、マーケット全体の情報量が多く、制御しきれていない事が本質となってくるのですが、多くの人物が数多くの重要な発言を行っているため、何をマーケットが重要視するのか判断に大変困っているからです。

 米QE削減についての話題で市場は持ちきりですが、これに対して米株は1万6000ドルで史上最高値更新の動きで、米国債利回りについては上昇基調、一方ではドルの価値上昇を見越しての金相場の下落。

 これは、完全にマーケットもデータの多さを消化しきれていない事を表しており、それぞれが、それぞれの思惑の元で連動を見せずに変動している状況が考えられます。

 そう言ったマーケットに関して、私のような全体的な流れからマーケットを見るトレーダーは四苦八苦の状況で、単一のマーケットからドル円の流れを分析していないため、相場に想定や目標を設定しにくいからです。

 そんな中で、最近トレードが利が乗っても利食いにはしらずに半分だけの益で留まり、残りが刈られてしまうなどと言う、益が全く伸びていないトレードを繰り返しているため、自分のトレードができずに、皆様に対しても良い情報提供ができていない現状にショックを受けております。

 様々なデータや憶測が飛び交うマーケットの中で、私も錯乱しておるのですが、少し頭に入れておいても良い話が出てきているので、本日はその事について紹介してみたいと思います。

 それが、「FRBのガイダンスの変更」です。

 さて、このガイダンスとは一体どう言ったものなのかと言うと、簡単に言えば「○○と言う状況になったら、アメリカは利上げしますよ」と言う宣言のようなものです。

 トレーダーはこのガイダンス内容と指標状況等を比較して、「もうすぐ利上げだな」や「利上げまで遠いな」と判断して、米ドルや米国債、さらには米株などの取引を行っています。

 つまりは、このガイダンスの変更が行われる事は、目標地点が変更される事になるため、結果的に利上げまでの期間が延びたり縮んだりする事になります。

 さて、そこでどのようなガイダンス変更の話題が出ているのか?と言う事ですが、1つ目として重要なのは目標失業率6.5%と言う数値から、5.5%にしようじゃないかと言うものです。

 他の指標とは違い、1%の指標改善は簡単なものでは無く、1年程度の期間を必要とするケースがほとんどとなります。

 もしも、5.5%を基準にして失業率の目標を設定したのであれば、それは、この先のアメリカ低金利政策は著しく長いものとなる可能性が示唆されるので、ドル円に対してもそうですが、変更が行われるのであればドルが売られやすくなるのは間違いないところでしょう。

 次に、インフレに対して下限を設定すると言う案で、もしもアメリカがデフレ方向に進むのであれば追加緩和を行うとするものです。

 今出始めている話では、1.5%を下回るようなCPIが出た場合には追加緩和を行うと言うものですが、実際にこれを設定しますと、アメリカの量的緩和の大きな目安となり、特にCPI発表時には大きな注目が集まる事になるでしょう。

 「CPIの結果の悪さで追加緩和を行った」と言う、ECBの利下げもそうですが、物価指数には今後さらなる注目が集まる中で、下限を設定するような話になりますと、CPI発表が小売売上高以上の反応を見せる事になるかも知れないので、注意が必要になると考えています。

 また、超過預金準備金利についての引き下げも予定されていますが、これは、量的緩和縮小に向けての代替えの下支え案となりますので、個人的には特にマーケットへ強い影響が出る事は想定していません。

 もう、アメリカの中だけでも重要な話がこんなに有る中で、他国のニュースまで追いかけておりますと、正直なところ、毎日ヘトヘトになっております(笑)。

 ただ1つ、私の中で確信を持っているのは、やはり「米株の崩れ」で、ここが崩れる事を不安視しているFRBもメンバーも多い事から、この流れには確実に乗ってやろうと考えています。

 そこで、取る策は1つで、そうですね「ドル円を高値で売り込む」と言う事です。

ドル円4時間足のチャート

 ドル円4時間足チャートになりますが、今日は時間が無くなってきたため駆け足のチャートだけでお送りさせて頂きます。

ドル円2013年11月22日チャート4時間足

 チャート的には、売りサインとなるべく動きがおきています。

 この高値超えには、もちろん大型のストップが想定されるため、週末と言う事もありますが特に米株に注意をしてみたいと思います。

 もっと書きたい事があるのですが、本日はこの後、写真撮影の予定があるため、ここまでとさせて頂きたいと思います。