FXに関するタワゴト

 [2013-11-16] 本日は、土曜日マーケットはお休みと言う事で、11月も後半分を迎えてトレードの手仕舞いを考え始めている今日この頃です。

 今週は、会食の予定が急に取れたり、二日酔いや風邪などでブログ更新が鈍ってしまっているのですが、それも本年度手仕舞いに向けた気持ちの緩みが出始めている事と、今年も何とか無事に乗り切れた事に対する安堵感からの気の緩みと言ったものかも知れません。

 以前は、急性胃炎で救急病院に運ばれた時に、「チャートを見せてくれ」と点滴を打たれながらも懇願し(笑)、お医者さんに酷く怒られた事も有った事を思い出しますと、今は大分普通の生活に戻っている事を感じます(笑)。

 さて、本日はマーケットがお休みなので私の個人的雑談のブログにして、明日、またマーケットの展開について書いていきたいと考えているので、マーケットの話を読みたい方には残念な更新となってしまうかも知れませんので予めご了承頂ければと思います。

FXに関するタワゴト

 今日の本題は、私の小学生時代からの友人が「FXを始めたいから教えてくれ」と言ってきた事について紹介してみたいと思います。

 私は、「今話題のNISAがあるんだから来年から株でも始めれば良いんじゃないの?」と軽く断りを入れてみたのですが(笑)、「お前はFXやってるんだろ?なら俺もFXをする」と言う意味不明な理由で(笑)、約2ヵ月ほど前にFXを始めました。

 最初は、お酒を飲みながら色々とマーケットについての質問に答えていたのですが、その時に気が付いたのは「意外にFXと言うのは教えてるのが難しい」と言う事でした。

 例えば、私は別サイトになりますが、FX初心者用のサイトで、私自信が実際に行っているエントリーポイントやマーケットに関する心構え等について将来に残しておこうと思い色々と作成しているのですが(参照:FX初心者から中級者になる3つのチャートパターンFXの買い時と売り時は自分で作り上げる)、「それを真似てトレードをしても上手くできない時がある」と言うのです。

 笑えるのは、その方法を使ってトレードをしているにも関わらず、なぜか逆のポジションになってしまったりしている時まであるから困ったものです。

 友人にはサイトのように詳しく説明していなかった事が原因だったのかもしませんが・・。

 さて、そんな友人とのやり取りの中で面白いと思う事が多々あったのですが、それは「人間誰しもが同じ道を歩むのか?」と言うことです(笑)。

 私の不毛なFXブログを読んでくださっている方々にも当てはまる話となるかも知れないので、軽く紹介させて頂きますと、次のような流れを人間は起こすようです。

 「FXを始める ⇒ 負ける ⇒ チャート勉強 ⇒ 負ける ⇒ テクニカル分析に走る ⇒ 負ける ⇒ ファンダメンタルズを教えてくれ! 」の流れです。

 私も、全く同じ道を歩んだので何も言う事は無いのですが(笑)、一時はチャートがテクニカル指標だらけになってしまいまして、「全くサインが出ない(笑)」なんて事も有った事を思い出します。

 これは面白いことなのですが、テクニカル分析を主としたトレーダーさんの多くは、多くの場合ニュースをメインに取引をしていないため、「この材料でも買えるのか?」と言ったデータに従った凄い売買をされます。

 例えば、米雇用統計は全戻し確率が50%を超えると言うデータから、データの良し悪しを判断せずに、その値動き1つで戦いに挑まれる方も少なくないように思います。

 正直な話、私が目指していたトレーダー像と言うのは、こう言ったテクニカルトレーダーでした(笑)。

 「データ分析こそ全て」と考え、エクセルに色々と表を作ってみたり、破産確立を調べナンピン曲線を作り、最も効率の良いナンピンの増やし方を考えたり、連子足や一目均衡表、RSI、移動平均線、ボリンジャーバンドなどの組み合わせと最大能力発揮値を測定したりと(笑)、一日ほとんど寝ないで様々な事をやった記憶があります(お蔭様で偏頭痛持ちになってしまいましたが(笑))。

 思い出しただけでも膨大な時間をテクニカル分析の最適化に割いておったのですが、そんな中で、ただ1つだけそれと並行して行っていた事がありました。

 それがニュースを毎日飽きるほど読み、それを記憶していくことでした。

 FXで失敗した場合、例えば「□本SMAを〇時間に設定し、△本EMAを☆時間の時間軸に置いて、フィボナッチの61.8%戻しとなる〇〇が狙いだ」なんて言う話をしても、ほとんどの場合、社会人の会話で相手が興味を持ってくれる事は無いでしょう。

 しかしながら、「金相場は、アメリカ経済の量的緩和縮小観測を受けて今後ドル高へと推移する可能性が高いため、ドルと対の動きをしやすい金は、世界の経済安定と共に値下がりする可能性が高い」と言った話をすると、多くの社会人の方が話に注目を持ってくれます。

 つまりは、自分自身の中で「人生の逃げ道を作っていた」んですね。

 元々、英語がほんの少しできる事も有り、海外ニュース等も好んで読んでいたため、日本語のみでトレードをされている方々と比べて、少しだけですがマーケットに関する情報が多かったり早かったりしたのですが、それを本格的に記憶に残そうと言う努力をした事で、保険を掛けておりました。

 時折、ブログ内でも紹介しているように、中小企業の社長さんやオーナーさんと会食に出かける事ができるのも、今にして思えば、「こう言った内容を話す事ができるから」と言うところに尽きます。

 さて、話が少し脱線気味なので軌道修正をしますと、「なぜFXを教える事が難しいと感じたのか?」と言いますと、特にテクニカル指標重視のトレードを行っている状態の方に、ニュース関連の話をしても「お前は経験があるから分かるが、俺には無いから仕方ない」と一蹴されてしまうんですね(笑)。

 私の中では自分なりにテクニカル分析を突き詰めた結果、ニュースを重視しつつ、多くのトレーダーが意識するであろうテクニカルポイントを考えたエントリーとイクジットを行っているのですが、私が教えたからと言って、同じ感覚を持つ事は、ほぼ不可能でしょうし、今の私の感覚と同じになったからと言って、「明日のマーケットでも食い繋げていけるとは限らない」と言うのも難しいポイントになります。

 トレードしているのが生身の人間ですから、感情に押し流されて思わず一桁余分に取引をしてしまう事もありますし(そう言った時にはブログ内で悶えているはずです(笑))、チャンスに芋を引く(怖じ気づく)事もあります。

 ただ、そう言った気持ちの起伏や、トレードに対する考えを整理した上で、「自分の資産を守る事に全力を出す」と気が付けば1ヵ月、または1四半期ベースでみると益になっているように考えています。

 私の場合には、ニュースを読むと言う逃げ場が、気が付けばトレードのメイン材料となりましたが、他の方はマーケットに対して違う回答を用意されることでしょう。

 そんな中、1つだけ思う事は、ニュースを材料にトレードをされている方の多くは、テクニカル分析について最低限の知識を持ち合わせた方でばかりで、その多くの方が先に紹介したニュース分析に辿り付くまでの経験をされている方ばかりです。

 本日は、終始に渡り偉そうな文章になってしまい大変申し訳無いのですが、テクニカル分析も大切ですが、ニュースを読むと「FXがさらに面白くなる」と言う事を少しでも感じて頂ければと思い、本日は「FXに関するタワゴト」を紹介させて頂きました。「おい、〇〇!!とりあえずニュースよめよ(笑)」