ドル円中国安泰で買い継続

 [2013-11-4] 本日は、月曜日ラッキーな上窓と言う事で、私の使っている会社は若干スプレッドは開いていたものの、窓梅狙いショートで先日のブログ通りに15ポイントほど獲得に成功しました。

 先週がコテンパンにやられてしまったこともあり、緊張した週明け1発目だったのですが、まず一安心と言ったところです。

ドル円2013年11月3日チャート4時間足

 上は、先日私が作成しておったチャートですが、本日は日本がお休みと言うこともあり、思ったよりも企業系からの売りが入っていないようですが、それでも上値ではしっかりと売りオーダーがヒットしているようで、「上値の重さを感じさせる展開になっている」と考えています。

 さて、本日はマーケット材料が余り無いのですが、週末発表されていた中国非製造業PMIの数値が改善方向へ向かっている事、景気動向も景気後退からの脱却を告げる50オーバーとなった事で、安堵感が漂う展開となりました(中国非製造業PMIの推移グラフへ)。

 ただ、まだマーケット材料とされていませんが、中国のスモッグ(PM2.5)現象について、「これが如何に景気動向を悪化させるのか?」と言うデータについて考慮していく必要がありそうです。

 私は日本の酷い公害の様子を見た事は有りませんが、私が若かりし頃に夏の大阪を郊外から見るとドーム状にスモッグが出ていたのを見た事を思い出します。

 あれを見ても「空気が悪そう」と言う気持ちが有ったにも関わらず、現在の中国ではそれの何百倍ものスモッグが出ている事を考えると、この影響が人体はもちろんの事、経済に与える影響は有りそうだなと考え始めています。

 特に、都市圏では高速道路の通行が制限されたり速度制限が設けられる中で、物資の輸送が滞り始めており、こう言った影響も後々ボディーブローのように効いてくるのでは?と考えています。

 また、根本的な解決策が無い中で、「強い西風が吹き海へと風が流れなければいけない」と言う状況下において、1年や2年程度では改善される見通しは全く無く、さらに中国バブル崩壊が起こったならば、「そこからの回復が如何に難しいか?」が脳裏に浮かびます。

 さて、マーケットに話を戻しますと、オーストラリアドルがドルに対して中国の景気先行き堅調の見通しから強めに買いで反応を見せており、若干ドル買い路線から外れている形となっています。

 この後、ドルに対して買いが入るようであれば、ドル円についても99円のストップカットをイメージしておかなければいけない展開となると思うのですが、99円台に乗り込むならば明日の休み明け本邦輸出系からのオーダーは大きいと考えて、一気に打ち込みたい水準になるかと考えています。

 しかしながら、米国債の急反発を見ている中で、何処まで粘るかは微妙な感覚を持っており、やはり昨日のブログ内容同様、回転数で稼ぎに入る方が無難だなと感じております。

ドル円4時間足のチャート

 さて、後半はドル円4時間足チャートです。

ドル円2013年11月4日チャート4時間足

 現在、ちょうどドル円4時間足レベルにおいて、ターニングポイントとも呼べるローソク足になっており、このローソクが上値を引っかけたまま引けるようならば、99円を目途にした上昇を示唆する事になりそうな形になります。

 また、陰線で引けた場合には、下押しを調整モードで行いそうな形になる事から、日本時間4時までの攻防によって振れ方が決まってくるような状況となっているかと思います。

 いちを高値売りのショートが目先の目安となってくるかと思うのですが、ファンド関連からのストップ刈りが入りやすい高値張り付きではありますので、下値切り上げの板の薄い展開になるようならば99円を目途にショートを待つ事もポイントになってきそうな形に見えております。