米国株主導のドル円相場
ドル円4時間足のチャート
さて、以下が本日のドル円4時間足チャートです。
4時間足チャートを見ると、やはりターゲットはオレンジのトレンドラインと言う事になってくると思うのですが、オレンジのトレンドラインで本日反発を見せている事を考えると、さらに意識されている事が分かって頂けると思います。
また、本日は先に紹介したように米国株をベースに考えて行く事には変わっていないとは思いますが、個人的にはこのトレンドライン下抜けも想定しておきたいと考えています。
個人的には非常に難しい相場だと考えている訳ですが、何とか高値では売りを入れていければと考えています。
既に持っているショートに関しては、オレンジのトレンドライン崩れの米国株崩れに関してのヘッジ程度に考えて、刈り取られるまでホールドを考えています。
本日のマーケットは、依然として難しいままですが、何とか付いて行く事ができたらと思います。本日も張り切って参りましょう!
[2013-11-19] このところ、マーケット展開が非常に複雑で個人的には“かなり”難しいマーケットの様に考えております。
と言うのも、日本時間今朝方にカール・アイカーン氏から「株式市場を非常に警戒している。下落する可能性が高い。」と言う発言が有ったように、こう言った流れがストレスフルなマーケットを一気に刺激する可能性があるためです。
以下が先日、私が作成したドル円の4時間足チャートです。
非常に難しいマーケット展開の中で、オレンジのトレンドラインが意識される可能性について紹介しておりましたが、本日オレンジラインにタッチし反発しております。このチャートについては後半で紹介したいと思います。
さて、話を米国株式相場に戻してみたいと思いますが、先ほど紹介したアイカーン氏のような発言が出た場合、私の経験則では、もう少しマーケットが高値を攻めた後に反転する事が多いと言うものが有ります。
マーケットが既に動いた後に、後出しでこう言った著名投資家による発言が出たケースでは、追い打ちをかけるようにしてマーケットが続伸するのですが、今回のようにマーケットが動く前に話が出る場合には一時的に加速し、そこから急降下する事が散見されます。
例を挙げるならば、米国株が1万ドルを下回る水準でウォーレンバフェットが大量に米国株買いを入れていたニュースが発表されると、米国株の上昇の流れは一気に加速し、その流れを持ったまま現在のように1万6000ドルを付ける流れになっています。
一方今回のように、そろそろ高値追いのマーケットは終わるであろうと考えられるようなパターンでは、日本のドル円相場上昇に対して、大量の買いを入れ利食いをしていたジョージソロス氏の話が出ると、マーケットは103円を付けると一気に落ち込んだのは記憶に新しいところかと思います。
はてさて、今回はこのようなパターンに収まり、マーケットが反転する切っ掛けとなるかどうかは分かりませんが、実際、1万6000ドルに到達した米国株のマーケット対して市場が警戒を強めているのは間違い無いところとなっているのは頭に置いておきたい場面だと考えています。
次に、この米国株の崩れに対しての要因についてですが、もちろん世界的な情勢による影響もあるでしょうが、現在のマーケットの焦点はやはり米量的緩和縮小についてとなるでしょう。
先日のブログでは、米雇用統計における米株の動きについて怪しさを感じている事を報告しておりましたが(参照:米雇用統計の動きで葛藤)、これからのマーケットについて、もしかすると米経済指標における反応がかなりシビアになってくる事を想定しています。
シビアになってくるとは、例えば、米経済指標が良い数字が出た場合には、マーケットは量的緩和縮小を意識し株価が崩れるのでは?と言うことです。
これまでの流れであれば、米経済指標が良質な数値を出した場合には、米国債が売られることで利回りが上昇し、その流れを受けて日米の金利差を意識しての米ドル買い日本円売りが出やすい状況となっておりましたが(米株は右往左往した挙句に米国債の流れに追随)、今後は、米国株式の暴落を意識したマーケットが主となり、良質な指標を受けて量的緩和縮小を意識し下落した米国株式に対して、市場不安心理からの米国債が買われる流れになるのでは?と考えています。
それもこれも、少しやり過ぎ感の強い米国株式が影響している訳ですが、これに対して先日ダドリーNY連銀総裁は「現時点で資産バブルの兆候はない」と発言した一方で、「FRBが資産バブルを防ぐことが重要」と言う発言も聞かれ、明らかに米国株式に対しての危険性を認識している事が浮き彫りになりつつあります。
ソフトランディングへの注目が中国から米国へと変わりつつある中で、米国の今後の対応が如何に大切になってくるか?私も目が離せない状況となっております。
そんな中、本日のドル円相場の動きを見ておりますと、100円を下抜け、今度は100円をバックにした売りが入っており、結果的にマーケットが日本株を意識した動きとなったのは明白化と思うのですが、これも「米国株の動き次第でどうにでもなる」、つまりは日本時間のマーケットも米国株を意識した展開が起こっている事を意味していると考えています。
非常に怖い爆弾を背中に抱えながら進んでいる現在の株式相場、株取引が苦手な私にはどうにもついて行きにくい状況となっているのですが、続いてドル円チャートを見てみたいと思います。