ドル円チャートとアノマリー

 [2014-3-14] 先日は、102.78でショートを打ち込みまして、想像以上の落ち幅にラッキーパンチが当たった心境でおりましたが、この先導役となったのは日本株と言ったところでしょう。

 さらに少し前から紹介していた窓を埋めるような動きについてですが、昨日のチャートを題材にしてご覧ください。

2014年3月13日ドル円4時間足チャート

 上のチャートは先日の5時辺り?のドル円チャートになりますが、先日のブログ内で紹介していたものです。

 注目して頂きたいのは、テクニカルラインを下抜けるかどうか迷っていたドル円が、テクニカルライン少し上で大きく叩き込まれ下落して行くのですが、そのターゲットであるヘッドアンドショルダー、つまり三尊想定ラインをクリアして週明け下窓で開いた窓を再度埋め直しに行こうとしている事です。

 後で現在のチャートは紹介しますので、より分かりやすくなるかと思いますが、実は、こう言ったマーケット展開は非常に良く散見されるチャートです。

 週頭に、「こうしたマーケット(チャート)展開になる事が良くある」と少し触れさせて頂いておった訳ですが、アノマリーな事なので余り強くは言えなかったのですが、こうして値が戻ってくる動きを見て頂けると、思わず信じてしまいたくなるものです。

 ただ、この戻りについては今回は1週間以内に再度埋めにきましたが、2週間や1ヵ月で埋戻しに来る事も良く有り、そこまで期間を延ばしてしまってはデータの正確性もエントリー対象ともならない事案だと言えるのかも知れません。

 しかしながら、こうした動きが「起こりやすい」と言う点は、マーケット参加者の多くが熟知しているとするならば、そう言った展開になりやすいと言うのも有り得る話だと個人的には考えています。

 また、こうした展開になると、基本的には窓が空いた部分を完全に埋める形で推移してくる事が多く、今回のケースでは101の壁辺りまでは下値を伸ばしてくる辺りがポイントかな?などと考えておりますが、現在は若干逆行傾向の動きを見せている状況となっています。

 さて、チャートから少し離れまして今回の下落の際、ウクライナ東部での衝突が頭を抑える要因の1つとなった訳ですが、このブログ内でも再三取り上げているように、落としどころが無い現状で、なかなか不時着場所が見つからず、個人的には「どのようにして各国は折れて行くのか?」その手掛かりすら見えていない状況です。

 この状況悪化は、ロシア株に大打撃を与えている中、根競べとなってしまっている訳ですが、週末、マーケットを震撼させるようなニュースが出ないとも限りませんので、持越しポジションには十二分に注意をして頂けたらと思います。

ドル円4時間足のチャート

 さて、後半はいつものドル円チャートですが、本日は、先に紹介したように週明けの窓にも注目してチャートを見て頂ければと思います。

2014年3月14日ドル円4時間足チャート

 上のチャートを見て頂けると、ギャップ、つまり窓ですが、窓を埋めたか埋めていないかギリギリのラインが現在の状況となっており、今後の展開が気になるところとなっています。

 三尊における到達ラインは既に巻いている事から、綺麗に三尊は機能したチャート形状になっている事も分かって頂けるかと思います。

 今後のトレード戦略としては、下抜けした時の週末における戻り狙いとしてみたいと思っておりますが、現在、若干反転方向へと振れ始めているので、「102を上抜けしなければ・・」と言ったところで考えています。