ドル円GWマーケット

 [2014-4-27] ドル円のゴールデンウィークマーケットが、いよいよ始まりますが、今週はゴールデンウィークを考えてのドル円相場についてのお話をさせて貰いたいと思います。

 まず、今週のドル円マーケットは、金曜日に打ち込みが行われましたが、イメージ全体としては「底値が硬い」と言う印象をトレーダーに与えた一週間で有ったのではないでしょうか。

 しかしながら、今週のマーケットは後半5月に突入すると言う事で、先週までのイメージを捨てる事が、今週の戦略になります。

 もう少し中身について詳しく紹介しておくと、今週は月末30日に、なんと米ADPとGDP、さらにFOMCと言う考えられないような大きな材料が用意されています。

 これほどの材料が月末に用意されているだけでも、これまでのトレード感を全て捨てて新しい展開を模索する必要があるのに、何と、5月1日は欧州がお休みです。

 これにより、手仕舞いの動きや、ポジション調整の動きが起こる可能性についても頭に入れておく必要もあります。

 さらに、週末には米雇用統計と、正直、FXを始めたばかりの入門者にとってお勧めできるような状況ではありません。

 また、これに絡めて、今週のタイトルにもなっているゴールデンウィークマーケットになってくる訳ですから、この恐ろしさは、マーケット経験が有る方にはどう言う意味なのか分かって頂けるかと思います。

 これほど、大山となってしまっている来週のマーケットですが、正直、方向性としては下向きとして飛び出すのでは?と言う見方が有ったとしても、そちら側に一方的に動くには、発表される材料怖さに一方的にマーケットが動き出すとは非常に考えづらいのが本音です。

 そこで、基本的には、指標等での発表を受けてマーケットが動いた後の「逆張り戻り狙い」には旨さを感じるものの、トレンドは高い確率で起こるであろう来週のマーケットに対して、一週間全体ではトレンドを意識しても、デイトレードレベルでトレンドを狙うには非常に難しさを感じています。

 月末、GWを本番を控えての大きく円高に振れる傾向が意識される中で、下値ブレイクに関しては、キッチリと100円を意識しておきたいと考えています。

 つまり、行き過ぎた動きに関して短期戻りを狙い、大きな流れに関しては逆張り禁止と言う非常に繊細な判断が必要な一週間になる事を考えています。

 来週は、余りのマーケットの多忙ぶりに、トレーダーは力尽きる一週間になるかと思いますが、何とか立向かっていければと思います。

ドル円4時間足のチャート

 最後にチャートを作っておきますが、火曜日からはチャートは全く新しいものになる事を意識しています。

2014年4月27日ドル円4時間足チャート

 チャート的に見ると、一見レンジのように見えますが、今週はレンジを意識するのは怖さを感じる一週間ですので、余りチャートを意識しすぎない事も大切だと考えます。