ドル円レンジマーケット

 [2014-4-24] 数日間、更新が滞っておりまして、大変申し訳なく思っております。

 この忙しい中で、パソコンが若干不調になる事態が起こりまして、そのメンテナンス等の作業に追われており、ブログの更新もできずにおりました。

 外出先でもブログ更新が行えるよう、もう一台購入しておく事を検討しているので、少々お待ち頂ければと思います。

 さて、それでは早速マーケットについてですが、マーケットの判断材料が無い中で、マーケットは想定通りのレンジ相場で、(レンジ内)コツコツ稼ぐ事を決めていた私は、凄いパフォーマンスで取引を行う事ができています。

 そんな中で、海外の友人から「某大手銀行のトレーディングセクションのポジションが空いたから入らないか?」と言う驚くようなお誘いを先日受けました。

 そのセクションに入るならば「ベースサラリーとしては1000万円を保証し、ビザも上に掛け合ってやる」と言う最高の条件で、しかも、「友人宅の空き部屋を自由に使っても良い」と言う考えられないほどの好条件でした。

 友人は、その銀行内において世界中トップ20指に入るセールスを記録したそうで、詳しい分野は聞いておりませんが、かなりの自由を勤め先の銀行から受けているようでした。

 「もう少し日本で」と言う思いだけが現在の私のパワーとなっていますが、もしも、私の意見が変わり、海外に行ってしまう事が有った場合には(本当に低い確率です)、このブログも終わりになってしまうのかな?と考えたりしております。

 それは、他の人のお金を使いマーケットで張る以上は、マーケットについての個人的な観測とは言え、それを外に漏らす事は、どうしても納得ができませんし、投資者にとって失礼に当たってしまうからです。

 個人的には、今の生活が気に入っているので、友人のお誘いは丁寧に断ろうと思っておりますが、突如、思いつきで2ヵ月ほどのバケーションを取って海外に出かけてしまう事は“無きにしも非ず”と思っておいて頂けると幸いです。

 さて、数日更新しない間に、沢山の話が溜まっていたので文頭が長くなってしまいましたが、それでは、現在のマーケットについてと、本日の立ち回りについて書いてみたいと思います。

 まず、オバマ大統領が来日していますが、TPPを慌てて合意しようとする日本政府の動きに対しては疑問符がありますが(ISD条項について日本メディアはもう少し報道すべきだと思っております)、マーケットに関して言うならば、現在、合意したケースにおいても、株が強く反応した上で円売り材料になる程度で、そこまでの急激な反動については想定しておりません。

 もしも、TPPニュース関連でドル円マーケットが大きく跳ねた場合においては、やはり、日本時間の本邦輸出系からの売り需要を見て、しっかりと日本時間に掛けての戻りを取ってみたいと考えています。

 次に、ドル円の底値の堅さについてですが、輸入系や銀行筋からも来月の連休に備えてのドル需要が出ている事が原因で推移しているように考えています。

 アナリスト関連のニュースを読みますと、「Sell in May(五月に売り抜けろ)」と言う話題がチラホラ上がり始めておりますが、私も5月の連休中には、輸入系からの買いオーダーが薄くなる事を考えた円買い仕掛けがある可能性を考えております。

 つまり、少し長めのトレードとなりますが、102.7辺りをベースにした売りポジションを少しホールドしてみようかな?と言う思いでおります。

 最後に、本日はドラギ総裁が登場して、再び欧州圏の利下げについての憶測がテーマとなってきますが、このドラギ総裁の行動はサプライズが好きな方ですので、ドラギさんが“アカラサマな”ユーロ下げ発言を加えた上で、マーケットが上昇基調になるのであれば、追加緩和についても近くなっている事を意識してみようかな?と考えています。

ドル円4時間足のチャート

 後半はチャートです。

2014年4月24日ドル円4時間足チャート

 上のチャートを見て頂けると分かるように、完全にドル円のマーケットが日本企業の動向によって上下抑えられる展開となっている事にお気付きになられるかと思います。

 現在、若干下押しがありますが、それで底堅く推移するのは、日本企業からの買いオーダーが入る可能性が上がっているため、売り手は売り込みにくいところが1つの要因として考えられます。

 チャートは依然としてレンジマーケットと考えられる状況にあると見ています。