「ドル円輸入系の買い観測」について書き殴る
[2014-4-9] 昨日もブログはお休みになってしまいましたが、8時間を超えるような打ち合わせを行っていた上で、さらにマーケット情報収集や解析も並行して行っている現状ですので、どうか温かい目で見守って頂ける事を心よりお願い申し上げます。
さて、先日から今朝にかけて、日銀の発表や、日銀総裁である黒田総裁の発言で、「日銀が追加緩和を行わないのでは?」と言う見通しが出始めている事から売りを持ちかけられているドル円ですが、ウクライナ情勢に絡むリスクオフの動きも重なり米国債への買いが集まった事で、さらに下押しをし、テクニカル面についても102.7と言う重要なテクニカルポイント(私が今年の頭辺りからずっと唱えているテクニカルポイントです)を下抜けた事で、マーケット全体がテクニカル局面からも弱気になった事が、今朝方までのドル円の打ち込みに繋がっていると考えています。
そんな中で、私は101.6にて買いを入れたのですが、その理由として、最近のドル円の動きは大きく動いても1.5~2.0円の範囲での推移を見せるためです。
さらには、日本時間に入ってくる事で本邦系からの買いが入るのでは?と言う見通しも有った訳ですが、案の定、本日午前9時辺りで、本邦輸入系からの比較的まとまった買いが入った事で、102円まで戻す展開となっています。
ここで面白いのは、日本時間に日本株は打ち込まれる展開であったにも関わらず、日経平均株価の動向を見て見ぬ振りをするかのように上げて行ったドル円なのですが、こうした動きを見ても、やはり本邦輸入企業からの買いは、弱いものでは無かったように推察しています。
さて、話は今後の動きについて焦点を当てる必要があると思うのですが、私の週末のマーケット観では、ドル円は102.5辺りを下値目途にするのでは?と言う思いでおりました。
そこに、黒田総裁から出た「まさかの追加緩和を考えていない」と言う趣旨の発言ですが、この発言の中身について考えますと、「そもそもマーケットが消費税の増税に伴い失速する経済状況を刺激するために、日銀が追加緩和と言う形で動くのでは?」と言う流れから失望に繋がっています。
しかしながら、日銀の判断によると、消費増税に伴う経済の失速感に付いては、「一時的なものに留まる」と言う趣旨のコメントを出しています。
つまりは、日銀の追加金融緩和は、「日銀の推察を超えるほどの経済失速が無い限りは行われないのではないか?」と言う結論にマーケットが達している訳です。
日銀が再び重い腰となるのであれば、やはりマーケット参加者が意識するのは、前回の増税時における「失われた10年(20年)」と言う日本経済にとって極寒の時期をイメージする事になる訳ですが、そう言ったイメージを筆頭にした流れが日本株については逆風になり、打ち込まれている現状も考慮しておきたいと思っています。
最後に、本日、本邦系からのドル買いオーダーが入った場所が、101を超える水準で有った事から、輸入系業者からのドル需要に関しても少し焦りの色が出始めているとも考えられます。
ウクライナ関連等の何かしら大き目の話題が上らない限りは、やはり、底堅く推移していくように考え、上値は102.7辺りを目途にしたマーケット展開を考えています。
さて、後半はいつものドル円の4時間足チャートを本日も作成しておきました。
こうしてチャートを見ていますと、101ミドル台に入ると、やはりチャート的には底堅く推移していくのかな?と言う気がしています。
特に、「底値固め」あるいは「底値探り」をしてくる動きが入ってくるのであれば、ストップはタイトにして合わせて買ってみようと考えています。
[2014-4-9] 昨日もブログはお休みになってしまいましたが、8時間を超えるような打ち合わせを行っていた上で、さらにマーケット情報収集や解析も並行して行っている現状ですので、どうか温かい目で見守って頂ける事を心よりお願い申し上げます。
さて、先日から今朝にかけて、日銀の発表や、日銀総裁である黒田総裁の発言で、「日銀が追加緩和を行わないのでは?」と言う見通しが出始めている事から売りを持ちかけられているドル円ですが、ウクライナ情勢に絡むリスクオフの動きも重なり米国債への買いが集まった事で、さらに下押しをし、テクニカル面についても102.7と言う重要なテクニカルポイント(私が今年の頭辺りからずっと唱えているテクニカルポイントです)を下抜けた事で、マーケット全体がテクニカル局面からも弱気になった事が、今朝方までのドル円の打ち込みに繋がっていると考えています。
そんな中で、私は101.6にて買いを入れたのですが、その理由として、最近のドル円の動きは大きく動いても1.5~2.0円の範囲での推移を見せるためです。
さらには、日本時間に入ってくる事で本邦系からの買いが入るのでは?と言う見通しも有った訳ですが、案の定、本日午前9時辺りで、本邦輸入系からの比較的まとまった買いが入った事で、102円まで戻す展開となっています。
ここで面白いのは、日本時間に日本株は打ち込まれる展開であったにも関わらず、日経平均株価の動向を見て見ぬ振りをするかのように上げて行ったドル円なのですが、こうした動きを見ても、やはり本邦輸入企業からの買いは、弱いものでは無かったように推察しています。
さて、話は今後の動きについて焦点を当てる必要があると思うのですが、私の週末のマーケット観では、ドル円は102.5辺りを下値目途にするのでは?と言う思いでおりました。
そこに、黒田総裁から出た「まさかの追加緩和を考えていない」と言う趣旨の発言ですが、この発言の中身について考えますと、「そもそもマーケットが消費税の増税に伴い失速する経済状況を刺激するために、日銀が追加緩和と言う形で動くのでは?」と言う流れから失望に繋がっています。
しかしながら、日銀の判断によると、消費増税に伴う経済の失速感に付いては、「一時的なものに留まる」と言う趣旨のコメントを出しています。
つまりは、日銀の追加金融緩和は、「日銀の推察を超えるほどの経済失速が無い限りは行われないのではないか?」と言う結論にマーケットが達している訳です。
日銀が再び重い腰となるのであれば、やはりマーケット参加者が意識するのは、前回の増税時における「失われた10年(20年)」と言う日本経済にとって極寒の時期をイメージする事になる訳ですが、そう言ったイメージを筆頭にした流れが日本株については逆風になり、打ち込まれている現状も考慮しておきたいと思っています。
最後に、本日、本邦系からのドル買いオーダーが入った場所が、101を超える水準で有った事から、輸入系業者からのドル需要に関しても少し焦りの色が出始めているとも考えられます。
ウクライナ関連等の何かしら大き目の話題が上らない限りは、やはり、底堅く推移していくように考え、上値は102.7辺りを目途にしたマーケット展開を考えています。