週末ロシアリスクにも

 [2014-4-18] 4月は3月と比較して非常に上手くトレード構築ができているのですが、今週も負けた日は一日も無く、仕事で家を空ける機会が非常に多くなっている事を考えなくても、正直、「出来すぎだな~」と感じております。

 さて、本日の題材は、「ウクライナ情勢に対する注目の週末」と言う話を紹介してみたいのですが、まずは先日のドル円チャートから紹介させて頂きたいと思います。

2014年4月17日ドル円4時間足チャート

 先日、赤いラインと緑のラインがちょうど重なっているポイントが、サポートとなっていたのですが、このラインがしっかりと下支えしてくれた事で、102.5をカットしたところで利食いし、反転売りを入れる事になりました。

 注目は、もちろんオレンジ色のテクニカルラインでしたが、赤いラインが下支えとなった事を考えると、少し小さめの逆三尊が完成と言う事で、早めの利食いを入れたと言うところです。

 さて、現在マーケットは102.4辺りでの推移を見せていますが、本日は欧米がイースター祭でのお休みと言う事で、夜の動きは小さなものになってくるかな?と言う見通しを持っています。

 イースターと言えば、高校時代にホームステイ先で、虹色の卵を必死で探した記憶があるのですが、世界の多くのマーケット関係者も家族サービス等で、ゆっくりとした週末を過ごしていることでしょう。

 そんな週末に、ロシア・ウクライナ情勢について、アメリカ側からロシアに対して、ケリー米国務長官「今週、ロシアが行動しなければ追加制裁の可能性もある」との発言を出しています。

 現在のオバマ政権には、既に世界の行動を規制するような力は無く、こんな発言に対してもロシア側はどこ吹く風な訳ですが、ロシア側が少し譲歩する姿勢を見せたならば、このアメリカ側からの追加制裁を受けるような事は、現状を考えてみて無いだろうと言う思いが生まれます。

 そのため、マーケットは全般的にリスクオン姿勢で動いてきている訳ですが、やはり週末に向けては、この制裁発言に対してポジション調整が行われる事も考慮しておく必要があると考えています。

 アメリカ政府が、「投資家に対して追加制裁の可能性に注意を促した」とのニュースも出ていますが、ロシア側は「NATO軍も怖くない」と言う姿勢を打ち出しているだけに、ロシアの軽い譲歩がアメリカ側の大きな妥協を生むように考えています。

 そこで、週末何も無ければ来週の上げに繋がってくるかと思うのですが、本日もそうでしたが、来週もまた五十日のスポット日と言う事になるので、月曜日の朝方に対して、やはり101.8と言う輸入筋からの参入ラインより下で引けるような展開は考えにくいと思っています。

 そのため、板の薄い間を狙ったアタック等があるのであれば、下値買いを基準にもしてみたいと思っています。しかしながら、やはりイースター休みと言う事で基本は狭いレンジに収束する事が基本路線にあります。

ドル円4時間足のチャート

 後半はいつものドル円4時間足チャートです。

2014年4月18日ドル円4時間足チャート

 上は、本日のチャートですが、マーケット全体に参加者が少ないと言う事で、基本的にはチャート云々と言うよりも、狭いレンジかな?と見えております。