ドル円大幅上昇の週

 [2014-8-23] 本日は、このブログを書き上げた直後から出張に出かけるので、明日のマーケット情報(1週間の相場観)について、公開時間が少し遅くなるかも知れないので宜しくお願い致します。

 さて、それでは先週のマーケットについて振り返ってみたいと思うのですが、まずは、先週末に作成しておいたチャートをご覧ください。

2014年8月17日ドル円4時間足チャート

 この先週末時点の4時間足チャートの抵抗ラインは全てクリアし、ストップ巻きをしながら、先日は104まで突っかけることになりました。

 こうした動きとなった理由は、FOMC議事録がキーワードとなってくるのですが、それ以前に、週末予定されていた「ジャクソンホールでのイエレン総裁の演説」への期待上げの話をしなければいけません

 先週末、掲示板では少し触れていたのですが、ジャクソンホールに向けての期待上げですが、その期待上げが週末に大きな話題が出なかったことで、週明け直後は頭を打ち込まれるものの「打ち込み材料無しでの期待上げへのキー(鍵)」となり、ドル買いが進みました。

 その後、FOMCでは「材料無し」と見込まれていたところ、私の想像も大きく超える“タカ派”な内容となっており、さらに、FRBメンバーからも口々に「現在の状況において利上げを遅らせることは困難」と言った、強いタカ派となる意見が飛び出しました。

 そうしたタカ派の意見を背にしたドル円は、本邦輸出系参入ラインやオーダーを次々に突破していき、ジャクソンホールでのイエレン総裁の演説を迎えることになりました(事前に調整期間もあり)。

 このようなマーケット展開になったことは正直言うと、私にとってかなりの「棚ぼた」となったのは言うまでも無いと思うのですが、上手くトレードを組み立てられた一週間となりました。

 さて、次に、先日のイエレン総裁の演説内容について、104を突っかける動きが発生しましたが、マーケット関係のニュースを見ると、「イエレン総裁の発言内容がタカ派であったため104を試した」などと出ておりましたが、個人的には「???」となっています。

 出張先へと移動中に再度読み直してみたいと思っていますが、果たしてあの内容の何処にタカ派なものが含まれていたのか?

 もし、私の感覚が間違っていないのであれば、来週は頭打ちが起こる可能性があるな?と今から考え始めています。

 今日は、これから出張となりますが、明日、マーケット展望やイエレン総裁の発言内容等について書いてみたいと思いますので、お時間がある方は、またFXファイブでお会いできればと思います。