再びレンジ相場状況に?

 [2014-8-3] 寝不足・体力不足となった今週のマーケットですが、私は真剣に「ショートスリーパー」について調べ始めており(笑)、寝ずに活動できる時間を糞真面目に20時間にする方法を模索しております(笑)。

 単に、起きているだけならば誰でもできるのですが、マーケットや仕事に対して対応できるようフル回転している頭を維持することを目指しているのですが(笑)、先日、友人に会ったところ「お前、ドラキュラみたいな顔になっているぞ!」と指摘を受けてしまう始末です・・(苦笑)。

 FXは「人の倍働けば、倍の稼ぎが出る」と言う世界ではありませんが、何とかして「ニュースを読む時間、マーケットについて考える時間」を増やそうとしております。

 恐らく、それだけできればマーケットに対しても仕事に対しても、費用対効果は悪けれど「それなりのマージンバックが生まれるのでは?」と考えております(笑)。

 とりあえずは、「マーケット・相場・為替」を今以上に愛することが必要ですよね(笑)。

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、今週も来週のマーケットについてしっかりと考えていきたいと思いますが、まずは先週の流れを読まれていない方は「先日のFXブログ」を先にご覧頂ければと思います。

 金曜日のマーケットが米雇用統計で下げて引けたことから、マーケット全体の雰囲気では「103は重いな」と言う感じになってしまいました。

 特に、短期マーケットでチャートを見て頂けると分かりますが、チャートは綺麗なヘッドアンドショルダー形状となっており、雇用統計の下げでターゲットは回収したものの、再び材料不足感を感じる状況でレンジは102円台へと切り上げたものの、動きにくい状況になってしまったように感じています(1時間足程度でドル円チャートを見ていただければと思います)。

 次に、「来週一週間の経済指標」を見て頂けると、イギリス・欧州からは金利関連の大型発表が用意されているように見えますが、恐らくはどちらも据え置きがベースとなり、「大きな材料として扱われないであろう」と考えています。

 と言うのも、イギリスは利上げムードとなっていたのですが、現在のウクライナ情勢の副作用について「全く先が見えてこない状況」で、利上げの話は指標悪化と言うこともありますが、さらに遠くなったように考えています。

 また、欧州に関しても、マイナス金利導入となり、「デフレ不安」についての話題が先週もフランス政府関係者から出てはいますが、特に「今、動く必要があるのか?」と言う問いかけに対しては、多くの金融関係者が「NO」と言う回答になってしまうためです。

 次に、週末、中国からの経済指標「非製造業PMI」が発表されていますが、数値は前月と変わらず「55.0」と言う事で、インパクトには欠ける結果となりましたが、多少、週明けのドル円マーケットについては「下支え要因」となるように考えています。

 こうして少し落ち着いた状況になってきますと、やはり、マーケットは「ポルトガルの銀行問題」や「アルゼンチンデフォルト問題」へと、目先が変わってくると思うのですが、ドル円相場で取引していく上で、「米国債の利回り」「米株価」、この2つの値動きはベースで今週は推移しやすいように考えています。

 つまり「何が言いたいのか?」と言うと、ポルトガル・アルゼンチンにおける不安要素が「米国債利回り低下」や「米株売り」へと波及し、その流れが「日本株を直撃」、そして、ドル円を下支えしていた日本株の打ち込みは「ドル円マーケット低下」へと言う動きも考えられます。

 米経済悪化に対して「米国債は売られ」「米株は買われる」と言う状況に対して、海外(米国外)の不安要素に関しては「米国債が買われ」「米株が売られる」と言う現在の健全な状況でないマーケットについて、さらに意識をしておこうと思います。

 最後に、個人的に来週は「レンジ相場」で「103を抜けるならば面白い値動き」と言う感覚でおりますが、下押しがおきた際には、「戻りは狙いにくい」と言うことを意識して、基本は103をバックの売りがメインシナリオですが、103付近まで上昇が起こるのであれば「本格的に年初来高値を狙う可能性」についても考慮してみたいと思います。

 また、下値では輸入系(海外銀行系)からの買い上げが起こるのも事実ですので、ニューヨークタイムに比較的大きめに下げた場合には、日本時間に向けて買いで攻めることも準備しております。

ドル円4時間足のチャート

 それでは、今週もドル円の4時間足チャートを作成しておいたので、ご覧ください。

2014年8月3日ドル円4時間足チャート

 チャート的には、上値確認は済んでいますが、下値の確認(底堅さのチェック)が行われていない状況なので、週明け頭からは「底堅さを探る展開」となることを想定させるようなチャート形状になっているように思います。

 レンジ幅は、「102.3~103.0」と、またしても1円を超えないレンジ幅となっている状況にガッカリしているのですが、「これは回転数を増やしていくしかないな」と考えています。

 もし、底固めが済み、103攻めが始まるようなマーケット状況になった場合には、1回目は短期戻りを狙うものの、「抜けていく(ストップが大幅に巻かれる可能性)」についても意識しておきたいと思っております。

 それでは、来週のマーケットについて、期待感は先週よりも大幅にありませんが、しっかりと追いかけてみたいと思います。

 皆様も、お忙しいとは思いますが、しっかりと週末休まれて、明日からの再び戦場でお会いいたしましょう!!