「現在のドル円は米国債も見る」について書き殴る
[2014-8-16] 皆様こんにちは。
今週は、「お盆」と言うことでマーケット参加者の皆様方も、お墓参りにご親戚との食事など、いろいろと外出される機会が多くなっている週末ではないかと思っております。
私も、しっかりとお墓参りを済ませまして、親戚との情報交換を済ませて参ったしだいです。
さて、冒頭で先週のブログが余りにも短くなった点について、「台風による影響」とのご報告をさせて頂いておったのですが、実は、私の個人的な趣味として、近所の海を掃除する活動を、かれこれ1年間、ほぼ毎日のように行っております(笑)。
その関係もあり、海岸線にお住まいの方々とは親しくお付き合いをさせて頂いており、その方々の住まいが高潮や打ち上げられた大量のゴミにより、大変頭を痛めておられたので、微力ながらお手伝いをさせて頂いておりました。
私のブログ内で、時折、経営者や会社役員、または行政関係者の話が出るのは、僅かながら、そうした横の関係を少し持っていることからです。
まだ、来週一週間は本格的なゴミ掃除や復旧作業が続きそうな気配がしておるのですが、もちろん、マーケットについても疎かにせず、今後ともきっちりと追いかけて参りますので、時間があるようであれば、FXファイブを覗いて頂ければと思います。
それではマーケットの話題へと移っていきたいと思いますが、本日は土曜日と言うことで、先週一週間のマーケットを振り返りながら、頭の中を整理しておきたいと思います。
上は、先週末に作っていたドル円の4時間足チャートですが、こうして一週間が終わってみてみると、完全にチャートどおりの動きとなったことが分かって頂けるかと思います。
例えば、上値追いの場面では102.3が短期反発ポイントとなり、週ベースの高値では102.7のテクニカルラインが上値目処となり、水色のトレンドラインブレイクから上値追いの展開発生など、このチャートさえあれば負ける要素が無い相場となりました。
そこで、こうした動きになった理由としてマーケット材料を取り上げていきますと、「ウクライナ・イラク情勢」「GPIFの動き」「日本の成長目線についての陰り(追加緩和期待)」などが主な要因となりましたが、特にウクライナ情勢に関しては振り回されている方も多いと考えております。
地政学的リスク発生による「飛び道具的な値動き」について、マーケットの組み立てを乱されてしまう投資家も多いのですが、こうした動きが発生しやすい状況においてドル円相場を追いかける際は、特に米国債の値動きについて見ておくと役に立つことが沢山あります(詳しくは以下のページを参照してください)。
為替の動きを株・国債・金相場から読む方法
現在のように、マーケットがウクライナ問題を抱えてリスクオンへと動きにくい中で米国債の動きに注目していると、なぜか、米国債の動きとドル円の動きが連動していないタイミングが良く見受けられるようになります。
これは、世界的な感覚によりリスクオフの流れが起き、米国債やドイツ国債と言った安全資産といわれるものが買われていく中で、ドル円には別のベクトルからの買いが働いており、ドル円が上昇していることを示唆しています。
つまりは、ドル円もしくは米国債、どちらかの動きが間違っていることを示しています。
こうした場合において、例えば、今朝方のドル円の動きであったように、ウクライナでの戦闘激化のニュースを受けて、ドル円相場が米国債の動きに合わせるように一気に円買いへと傾きましたが、この動きは米国債との状況差を埋めるようにした動きを見せる傾向にあります。
反対に、今朝方のニュースが「ウクライナにおける紛争終了宣言」と言ったものであれば、米国債は売られることになり(利回り上昇)、その動きは、現状のドル円上昇の切っ掛けにもなりますが、さらに米国債の利回りは世界情勢の緊張緩和も伴うため、その動きは、大きめにドル円の水準を追いやすい傾向となります。
もし、トレード中にお時間があるのであれば、現在のようなマーケットでは特に他の相場についても注目して頂けるとFXマーケットがさらに面白くなるかと思います。
それでは、今日のブログはここまでですが、明日は、しっかりと来週の展望について紹介させて頂きたいと思いますので、また、ここでお会いできることを楽しみにしております。
[2014-8-16] 皆様こんにちは。
今週は、「お盆」と言うことでマーケット参加者の皆様方も、お墓参りにご親戚との食事など、いろいろと外出される機会が多くなっている週末ではないかと思っております。
私も、しっかりとお墓参りを済ませまして、親戚との情報交換を済ませて参ったしだいです。
さて、冒頭で先週のブログが余りにも短くなった点について、「台風による影響」とのご報告をさせて頂いておったのですが、実は、私の個人的な趣味として、近所の海を掃除する活動を、かれこれ1年間、ほぼ毎日のように行っております(笑)。
その関係もあり、海岸線にお住まいの方々とは親しくお付き合いをさせて頂いており、その方々の住まいが高潮や打ち上げられた大量のゴミにより、大変頭を痛めておられたので、微力ながらお手伝いをさせて頂いておりました。
私のブログ内で、時折、経営者や会社役員、または行政関係者の話が出るのは、僅かながら、そうした横の関係を少し持っていることからです。
まだ、来週一週間は本格的なゴミ掃除や復旧作業が続きそうな気配がしておるのですが、もちろん、マーケットについても疎かにせず、今後ともきっちりと追いかけて参りますので、時間があるようであれば、FXファイブを覗いて頂ければと思います。
それではマーケットの話題へと移っていきたいと思いますが、本日は土曜日と言うことで、先週一週間のマーケットを振り返りながら、頭の中を整理しておきたいと思います。
上は、先週末に作っていたドル円の4時間足チャートですが、こうして一週間が終わってみてみると、完全にチャートどおりの動きとなったことが分かって頂けるかと思います。
例えば、上値追いの場面では102.3が短期反発ポイントとなり、週ベースの高値では102.7のテクニカルラインが上値目処となり、水色のトレンドラインブレイクから上値追いの展開発生など、このチャートさえあれば負ける要素が無い相場となりました。
そこで、こうした動きになった理由としてマーケット材料を取り上げていきますと、「ウクライナ・イラク情勢」「GPIFの動き」「日本の成長目線についての陰り(追加緩和期待)」などが主な要因となりましたが、特にウクライナ情勢に関しては振り回されている方も多いと考えております。
地政学的リスク発生による「飛び道具的な値動き」について、マーケットの組み立てを乱されてしまう投資家も多いのですが、こうした動きが発生しやすい状況においてドル円相場を追いかける際は、特に米国債の値動きについて見ておくと役に立つことが沢山あります(詳しくは以下のページを参照してください)。
為替の動きを株・国債・金相場から読む方法
現在のように、マーケットがウクライナ問題を抱えてリスクオンへと動きにくい中で米国債の動きに注目していると、なぜか、米国債の動きとドル円の動きが連動していないタイミングが良く見受けられるようになります。
これは、世界的な感覚によりリスクオフの流れが起き、米国債やドイツ国債と言った安全資産といわれるものが買われていく中で、ドル円には別のベクトルからの買いが働いており、ドル円が上昇していることを示唆しています。
つまりは、ドル円もしくは米国債、どちらかの動きが間違っていることを示しています。
こうした場合において、例えば、今朝方のドル円の動きであったように、ウクライナでの戦闘激化のニュースを受けて、ドル円相場が米国債の動きに合わせるように一気に円買いへと傾きましたが、この動きは米国債との状況差を埋めるようにした動きを見せる傾向にあります。
反対に、今朝方のニュースが「ウクライナにおける紛争終了宣言」と言ったものであれば、米国債は売られることになり(利回り上昇)、その動きは、現状のドル円上昇の切っ掛けにもなりますが、さらに米国債の利回りは世界情勢の緊張緩和も伴うため、その動きは、大きめにドル円の水準を追いやすい傾向となります。
もし、トレード中にお時間があるのであれば、現在のようなマーケットでは特に他の相場についても注目して頂けるとFXマーケットがさらに面白くなるかと思います。
それでは、今日のブログはここまでですが、明日は、しっかりと来週の展望について紹介させて頂きたいと思いますので、また、ここでお会いできることを楽しみにしております。