多過ぎる重要指標

 [2014-7-27] 本日は日曜日と言う事で、FXファイブを書き始めてから、もう何度目の更新か分かりませんが、今週も張り切って戦略を立てていきたいと思います。今週のマーケットについてのまとめと流れについては、「先日のFXブログ」をご覧ください。

 さて、来週のマーケットを考えていく前に、まずは「来週の経済指標一覧」をご覧ください。

 もう、今から絶望です(笑)。

 「睡眠不足確定」と言えるような、大量の重要経済指標が一気に公表される予定となっております。

 ここまで1週間で重要指標が発表されるとなると、「ADP雇用統計の数値をマーケットは一切重要視しないだろう?」と言う思いになってしまいます。

 と言うのも、水曜日のADP発表15分後にGDPが発表されるため、ADPの数値がどんなものになったとしても、直後のGDPの数値を見て反応がGDPベースで稼動してくる可能性があるためです。

 ADPの数値は、恐らくは金曜日の雇用統計に向けての期待へと繋がってくることは想定できますが、それにしても、雇用統計の予想が+22.5万人と言う、かなり高めのハードル設定となっております。

 米住宅指標が弱さを見せ始めている中で、雇用がここまで強くなるのか?疑問が残ってきますが、今回の統計もまたデータを見た後で行動を起こしてみたいと考えています。

 また、失業率についても今回のマーケットは6.0%をつけるか?注目が集まっているので、雇用者数の数値にインパクトが無いようなケースでは、基本に立ち返り、失業者数の数値に注目することは忘れないように行動を起こしていきたいと考えています。

 最後に、FOMCについても発表が行われるため、月曜日・火曜日辺りにはFOMCメンバーやFRBメンバーに関しての発言もマーケットを動かす要因となりえます。

 特に、米株に変動を与えるような動きが起これば、一気にリスクオフの動きへと発展する可能性もあるので、大きな注意が必要だと考えています。

ドル円4時間足のチャート

 さて、最後にいつもの4時間足チャートですが、今週のチャートは、かなり書き込みが多いので、見難くなってしまいました(涙)。申し訳ありません。

2014年7月27日ドル円4時間足チャート

 チャートを見てみますと、現在、ダブルボトムの動きとなっており、ネックラインを背にしたドル買いが起こっていることが分かります。

 しかしながら、来週1週間は先に紹介したように経済指標の材料が余りにも多すぎて、チャートが有効かどうか?「後付けでチャート通りになったな」くらいな感覚で見ていこうと考えています。

 「輸入系・輸出系のオーダーラインを引っ掛けるかどうか?」については、大きな注目の目を持って見ていきたいと思います。

 また、指標が一方向のみ向いている場合には、トレンド発生も考えられるため、本当に眠れない1週間となると思いますが、来週も張り切って参りましょう。まずは生き残ることです!!