7月マーケットの振り返り

 [2014-7-5] 7月第1週のマーケットが終了し、私の生活はドンドンと時間が無くなっていくばかりで、先週末、日曜日にブログ更新ができなかった事を残念に思っております。

 これから一段落できるか?と言うところなのですが、出張中に新しい契約が成立したため、更に新規ビジネスに関しての参入が決定し、嬉しい事なのですが、益々、やさぐれてきてしまっております(笑)。

 さて、私の近況はこれくらいにして、マーケットの話題へと入っていきたいと思うのですが、本日は先週のマーケットを振り返る事をメインとし、来週のマーケットについては明日更新してみたいと考えております。

2014年6月28日ドル円4時間足チャート

 上は、先週末に私が作成していたドル円4時間足チャートですが、明日チャートは紹介しますが、先週までの流れからは大きく変わりADPと非農業部門雇用者数の増加の影響で先週時点の下げが“だまし”として終わりました。

 私が注目している点としては、ジャネット・イエレンFRB議長の「金融政策に関する市場との対話は、サプライズ避け理解可能な方法で行うが、影響は不可避」と言う発言で、緩やかな金融緩和からの脱却を意味する中でも、「もしかすると米株が崩れるのでは?」と、トレーダーに連想させるような発言が出ていることです。(参照:ジャネット・イエレンの発言・ニュース)

 この発言について、余りアナリストを含めトレーダーが注目している事は無いのですが、イエレン総裁が、前総裁バーナンキ総裁とは違い、チームワーカーである以上、こうした発言が出る事はFOMCメンバーの考えが大分タカ派よりになっている事を考えない訳にはいきません。

 また、失業率について6.1%と言う数字は、FOMCが目標としている6.0%に迫る数値であり、この数値を見て「金融引き締め」を意識しないトレーダーはいないだろうと考えられます。

 そこで、少し来週のお話をする事になってしまうのですが、マーケット全体的にドル円は底堅く推移してくる事を念頭に置かなければいけないのでは?と現時点では考えています。

 一方で、欧州ではLTROの詳細が発表され、1兆ユーロ規模ともドラギ総裁が発言している事から、最初の日程が9月18日とまだ先の話になっているとは言え、これを織り込みにいかない訳はないのでは?と言う思いで見ています。

 ともするのでば、来週のマーケットからドル円の上値追いについて足を引っ張るのは、ユーロで、「ユーロドルの打ち込みに対してユーロ円が下向きで反応し、その流れがポンド円に波及、その後、ドル円も調整のために下向きの反応」と言う推移についても頭に置いておきたいと考えております。

 本日は、先週のマーケットを振り返るつもりが、少し来週の話が多くなってしまいました。

 また、明日に来週のマーケット観について書いてみたいと思いますので、お時間が許されるようでありましたら、また明日、ここでお会い致しましょう。