底堅いドル円上値追い?

 [2014-9-7] 土曜日のブログ更新が時間の関係上手をつけることができなかったことを、まずはお詫びさせて頂きたいと思います。

 完全に言い訳になってしまうのですが、私の運営する事業が急拡大しており、これまで睡眠時間を削り対応をしてきたのですが、その限界点を突破してしまい、新規雇用および私自身の睡眠時間の拡大(笑)に手をつけることに致しました。

 ところが、先日、深夜に急遽、呼び出しを受けてしまい、接待絡みとはいえ「初めてのイカ釣り」へと刈り出されてしまい、炎天下の中での睡眠不足がたたり、目覚まし・アラームを無視して12時間以上ぶっ通しで眠ってしまいました。

 本日は、しっかりと来週のマーケットについて紹介して頂きたいと思いますので、何か来週のマーケットの参考にして頂ければと思います。

 まず、簡単に先週のマーケットをおさらいしておくと、想定していた通り、米勤労感謝の日を終え、一気にファンド関連を筆頭にした強い動きが起こり、上値は年初来高値をカットしてくる動きになりました。

 ここには、104円前半から輸入系がドル買いオーダーを仕掛けてきたことから、輸入系によるドル需要がかなり緊迫している状況をいち早く察したトレーダーから、本邦輸入系からの買いオーダーを背にした動きも発生し、全体的に大きくマーケットは転換を迎えることになったとの見方を持っています。

 少し長い期間トレード経験のある方にとっては、一昨年までの輸出系からの売りオーダーを背にしたファンドの叩き売りとは、全く逆の反応となっていることをお気づきになられて、かなり益を出した方もいらっしゃるのでは?と想像しています。

 私も100円台で積み上げていた買いポジションの8割を105.5を目処に売り話、約450ポイントからのトレード利益を出し、今年最大の利益幅となっております(スイングトレードへと転換させているので、どうしても時間的損失はありますが・・)。

 こうした一週間の中で、金曜日に発表された米雇用統計の結果は弱い結果となり、上値は利益確定の動きと共に抑えられて引ける形になっています。

来週のドル円トレードについての考え

 次に、「来週一週間の経済指標」を見て頂けると、全体的に大きな経済指標発表は予定されておらず、注目は、週末の米雇用統計の流れと、ウクライナ・ロシア情勢、それに中東の話題となると想定しています。

 ウクライナ・ロシアの停戦は結ばれましたが、依然として「完全に停戦状況になっている」という話題では無く、戦闘が行われているニュースが飛び込んできているので、米雇用統計の結果と合わせて、月曜日には上値を抑える要因となってくることを想定しています。

 しかしながら、恐らく、金曜日の雇用統計の悪い結果とに対して、トレーダーは余り意識してくることは無いだろう?と、私は考えております。

 と言うのも、雇用結果の悪化が冬季でなかった事と、前回値が上方修正が行われていたことが大きなポイントで、「来月、先週末に発表された雇用統計の数値に関しても上方修正されるであろう」という考えが、マーケットに広がることを想像させるためです。

 これは、現在上昇トレンドが発生している中でポジティブな考えがトレーダーの中で発生しているのが大きな要因で、これが下げトレンド中に起こったならば、引けにかけても下値追いのままクローズしたと考えられます。

 そこで、雇用統計の話題とウクライナの話題で上値が重くなるのは、「月曜日~火曜日まで」と考え、「雇用統計の判断については来月へと持越しされる」ことを意識していくつもりです。

ドル円4時間足のチャート

 最後に、ドル円の4時間足チャートをご覧ください。

2014年9月7日ドル円4時間足チャート

 トレンドは、三尊作成過程に見えますが、底値を抜けると輸入系からの買いオーダーが乱立していることが考えられ、103.7辺りまで下値目処として考えやすいというチャートが出来上がっています。

 ファンド関連は、104以下のオーダーすら取らせないつもりで、落ちても104前半までを意識して、基本的には105円以上での推移を意識しても良いように考えています。

 また、ウクライナ情勢にて米国が参戦することについて、マーケットは一切織り込んでいないので、もしも参戦することが緊急発表されたならば、一旦は円買いの動きへと発展し、その後、大きなリパトリの動きを含めたドル買いへと流れることを考えておきたいと思っております。

 今週は、土曜日の更新をお休みしてしまい大変ご迷惑をおけしてしまいました。

 来週は、しっかりと土曜日も書いていくつもりでおりますので、また、お時間があるようであれば、覗いて頂ければと思います。それでは、今週も張り切ってトレードして参りましょう。