「ドル円三角持合いの展開」について書き殴る
[2014-6-22] さて、日曜日なので恒例になっている来週のドル円マーケットについて書いてみたいと思います。
まず、来週は月絡みのマーケットとなりますが、30日が月曜日と言う事で、基本的に月末絡みのフローが再来週の月曜日に集中してくる事が想定されるため、25日近辺と週末にある程度の実需フローが出る事を想定して戦っていきたいと考えています。
経済指標に関しては、目立った動きを見せると考えられるものは米GDPが主で、今回は米国の景気失速があるのか?と言うところが焦点となっているので、それまでは基本的にドル買いには走り難いのではないか?と言う気でおります。
また、イラク問題・ウクライナ問題と、米国が絡む問題がチラホラと有るため(ウクライナは27日まで安泰か?)、派兵を決定するようなほどイラク情勢が悪化するようならば、マーケットはリスクオフの展開となり、ドルストレートについては米ドル買いの流れが生まれる事も念頭においておきたいと考えています。
次に、EU絡みの問題で見ておきたいのは、スイスとノルウェーで、これらの国でEUのマイナス金利導入によるユーロ売りの流れが直撃し、スイスフラン、ノルウェークローネの買いが起きる可能性があります。
特にスイス中銀が設定しているユーロスイスの下限である1.20に接近するようなケースが再び起こるのであれば、スイス中銀の動きや、スイス中銀関係者による発言がマーケットの注目を集める可能性も否定できないので注意しておきたいところだと考えています。
しかしながら、こうした状況下においても、マーケット全体的にはイギリスの早期利上げ観測やカナダの利上げムード上昇など、景気を楽観視する動きも発生してきており、逸早く利上げへと走ったニュージーランドに対して、若干、その流れから遅れを見せているオーストラリアの両国との兼ね合いも長い目で見て行く必要がありそうです。
最後に、昨日も少し触れましたが、中国の住宅市場がバブル崩壊兆候が出始めている中で、政府は金融引締めと緩和を交えた形を持って比較的ハイペースで行っております。
ポンドとの直接取引が行われる事や、ギリシャとの関係構築など、欧州における中国の進出が加速している中で、中国にダメージが起こればポンド・ユーロ共に強い反応を見せる事もこれから考慮していく必要が生まれてきています。
来週は、材料が特に無いだけに、飛び込み的な動きが起こりやすい事が想定されるので、レンジだと決め打ちせず、レンジブレイクにもついていけるよう柔軟に構えてみたいと思います。
ドル円4時間足チャートです。
最後は、チャートですが、基本的には上のチャートのようにレンジ相場と三角持合いの展開となっている事が分かります。
そのため、先に述べたようにレンジを意識しつつもブレイクが発生しやすい状況でもあるので、“だまし”にも気を付けて柔軟な動きをしてみたいと思っております。
[2014-6-22] さて、日曜日なので恒例になっている来週のドル円マーケットについて書いてみたいと思います。
まず、来週は月絡みのマーケットとなりますが、30日が月曜日と言う事で、基本的に月末絡みのフローが再来週の月曜日に集中してくる事が想定されるため、25日近辺と週末にある程度の実需フローが出る事を想定して戦っていきたいと考えています。
経済指標に関しては、目立った動きを見せると考えられるものは米GDPが主で、今回は米国の景気失速があるのか?と言うところが焦点となっているので、それまでは基本的にドル買いには走り難いのではないか?と言う気でおります。
また、イラク問題・ウクライナ問題と、米国が絡む問題がチラホラと有るため(ウクライナは27日まで安泰か?)、派兵を決定するようなほどイラク情勢が悪化するようならば、マーケットはリスクオフの展開となり、ドルストレートについては米ドル買いの流れが生まれる事も念頭においておきたいと考えています。
次に、EU絡みの問題で見ておきたいのは、スイスとノルウェーで、これらの国でEUのマイナス金利導入によるユーロ売りの流れが直撃し、スイスフラン、ノルウェークローネの買いが起きる可能性があります。
特にスイス中銀が設定しているユーロスイスの下限である1.20に接近するようなケースが再び起こるのであれば、スイス中銀の動きや、スイス中銀関係者による発言がマーケットの注目を集める可能性も否定できないので注意しておきたいところだと考えています。
しかしながら、こうした状況下においても、マーケット全体的にはイギリスの早期利上げ観測やカナダの利上げムード上昇など、景気を楽観視する動きも発生してきており、逸早く利上げへと走ったニュージーランドに対して、若干、その流れから遅れを見せているオーストラリアの両国との兼ね合いも長い目で見て行く必要がありそうです。
最後に、昨日も少し触れましたが、中国の住宅市場がバブル崩壊兆候が出始めている中で、政府は金融引締めと緩和を交えた形を持って比較的ハイペースで行っております。
ポンドとの直接取引が行われる事や、ギリシャとの関係構築など、欧州における中国の進出が加速している中で、中国にダメージが起こればポンド・ユーロ共に強い反応を見せる事もこれから考慮していく必要が生まれてきています。
来週は、材料が特に無いだけに、飛び込み的な動きが起こりやすい事が想定されるので、レンジだと決め打ちせず、レンジブレイクにもついていけるよう柔軟に構えてみたいと思います。