「GWドル円週明けから」について書き殴る
[2014-5-4] ゴールデンウィークも後半に入り、ブログ更新が滞ってしまっていた事態に大変申し訳なく思っております。
もちろん、私の仕事はゴールデンウィークも休みは無く、外出に次ぐ外出で、昨夜は余りの腹痛に寝込む寸前までなってしまっておったのですが、ただの食あたりでした(笑)。
さて、来週のマーケットについてですが、やはり米雇用統計の結果を受けて下落したドル円相場です。
一時的には、103円を突っかける状況にまで上昇しましたが、“ここぞ”とばかり売りが入り(私もショート参入)、一気に上昇幅を巻き戻しに掛ける動きを見せました。
この事について理解をしておくことが、来週のマーケットについて“大きなポイント”だと言えるでしょう。
このようにドル円マーケットが雇用統計を受けての全戻しをする動きを見せる事は、比較的良くある事なのですが、今回の上昇は、市場予想+21.8万人に対して+28.8万人と、非常に強い結果を見せた点と、失業率が6.3%と大幅に改善した点にあります。
6.3%の失業率と言う事は、先を考えても、米国は「QEをしている場合では無い」事をトレーダーに示す事になり、FOMC議事録でも語られている「失業率が高い」と言う事を否定する結果となった事を印象付けます。
早ければ今年10月に終了するであろうと考えられるQEですが、トレーダーの中には、もっと早い内にQEを終わらせるのでは?と言う憶測が飛び交う事も来週のマーケット材料にしておく必要がありそうです。
続いて、このドル円上昇からの下落に対して最も影響を与えたのが、103円台での本邦系からの売りオーダー警戒も有りますが、米国株でしょう、
米国株は、発表後、強い雇用指標を見て、一時的に米経済に対する不安が一掃された事から買いオーダーが入り、それに伴い、米国債もリスクオンの視点から売りで推移を見せました。
しかしながら、今後の経済刺激策であるQEから撤退速度を速める事を意識したマーケター達は、現状が最高で有り、今後は少し景気回復速度が失速するのでは?と言う思いへと繋がり、米株価ダウは始値を割り込む形まで下げました。
その流れを受け、日本株も連れ下げを見せた事から、ドル円は一気に叩かれたと言う事です。
さらに、この流れにおいて、面白いのは、米国株が売り込まれるとリスクオフを意識しての米国債買い戻しの動きが発生している点です。
米国債が買われ利回りが低下すると、ドル円マーケットは日米の金利差を意識しての円買いへと波及し始めます。
また、資源国通貨を筆頭にした米ドル回帰の動きも発生しており、非常に良い米経済指標がリスクオフの流れを生み出すと言う、量的緩和の副作用のような動きを見せている事にも注意が必要だと考えています。
こうした流れを意識しながら来週もまた戦っていく事になる訳ですが、来週の頭はゴールデンウィーク後半と言う事で、依然として日本市場はストップしたままとなります。
この流れを受けて、月曜日・火曜日辺りにロシア問題等を引っかけた円買い仕掛けが入り易く、101円台へと一気に迫る事も考えられるので、特にマーケットオープン時、さらに日本のトレーダーが寝る日本時間午前6時辺りまでの間には注意してみたいと思っております。
マーケット自体はレンジ相場の中で上試しをした状況となっていますが、仕掛けが入るとそう言った事は一切お構いなしとなるケースがほとんどですので、タイミングを間違わない事を意識したいと思います。
また、大幅に下げるような仕掛けが入った際には、それは買い時であると判断して、ゴールデンウィーク明けの輸入系からのドル需要を意識した上げが起きる事を忘れてはいけないと考えています。
ドル円4時間足チャートです。
チャート自体は、レンジに収まっていますが、先ほども紹介しているように“輸入系輸出系からのフローが入らない”と言う憶測がある以上は、こうしたレンジラインをアタックしてストップを巻く動きとなりやすいので注意が必要なチャートに見えています。
特に、テクニカルラインのブレイクを失敗した事から下押しスタートと言うのが、週明けからのイメージとなりやすいと考えています。
[2014-5-4] ゴールデンウィークも後半に入り、ブログ更新が滞ってしまっていた事態に大変申し訳なく思っております。
もちろん、私の仕事はゴールデンウィークも休みは無く、外出に次ぐ外出で、昨夜は余りの腹痛に寝込む寸前までなってしまっておったのですが、ただの食あたりでした(笑)。
さて、来週のマーケットについてですが、やはり米雇用統計の結果を受けて下落したドル円相場です。
一時的には、103円を突っかける状況にまで上昇しましたが、“ここぞ”とばかり売りが入り(私もショート参入)、一気に上昇幅を巻き戻しに掛ける動きを見せました。
この事について理解をしておくことが、来週のマーケットについて“大きなポイント”だと言えるでしょう。
このようにドル円マーケットが雇用統計を受けての全戻しをする動きを見せる事は、比較的良くある事なのですが、今回の上昇は、市場予想+21.8万人に対して+28.8万人と、非常に強い結果を見せた点と、失業率が6.3%と大幅に改善した点にあります。
6.3%の失業率と言う事は、先を考えても、米国は「QEをしている場合では無い」事をトレーダーに示す事になり、FOMC議事録でも語られている「失業率が高い」と言う事を否定する結果となった事を印象付けます。
早ければ今年10月に終了するであろうと考えられるQEですが、トレーダーの中には、もっと早い内にQEを終わらせるのでは?と言う憶測が飛び交う事も来週のマーケット材料にしておく必要がありそうです。
続いて、このドル円上昇からの下落に対して最も影響を与えたのが、103円台での本邦系からの売りオーダー警戒も有りますが、米国株でしょう、
米国株は、発表後、強い雇用指標を見て、一時的に米経済に対する不安が一掃された事から買いオーダーが入り、それに伴い、米国債もリスクオンの視点から売りで推移を見せました。
しかしながら、今後の経済刺激策であるQEから撤退速度を速める事を意識したマーケター達は、現状が最高で有り、今後は少し景気回復速度が失速するのでは?と言う思いへと繋がり、米株価ダウは始値を割り込む形まで下げました。
その流れを受け、日本株も連れ下げを見せた事から、ドル円は一気に叩かれたと言う事です。
さらに、この流れにおいて、面白いのは、米国株が売り込まれるとリスクオフを意識しての米国債買い戻しの動きが発生している点です。
米国債が買われ利回りが低下すると、ドル円マーケットは日米の金利差を意識しての円買いへと波及し始めます。
また、資源国通貨を筆頭にした米ドル回帰の動きも発生しており、非常に良い米経済指標がリスクオフの流れを生み出すと言う、量的緩和の副作用のような動きを見せている事にも注意が必要だと考えています。
こうした流れを意識しながら来週もまた戦っていく事になる訳ですが、来週の頭はゴールデンウィーク後半と言う事で、依然として日本市場はストップしたままとなります。
この流れを受けて、月曜日・火曜日辺りにロシア問題等を引っかけた円買い仕掛けが入り易く、101円台へと一気に迫る事も考えられるので、特にマーケットオープン時、さらに日本のトレーダーが寝る日本時間午前6時辺りまでの間には注意してみたいと思っております。
マーケット自体はレンジ相場の中で上試しをした状況となっていますが、仕掛けが入るとそう言った事は一切お構いなしとなるケースがほとんどですので、タイミングを間違わない事を意識したいと思います。
また、大幅に下げるような仕掛けが入った際には、それは買い時であると判断して、ゴールデンウィーク明けの輸入系からのドル需要を意識した上げが起きる事を忘れてはいけないと考えています。