「暴落に反転を見つけよ!」について書き殴る
[2015-08-22] 本日は、珍しく土曜の夕方からFXファイブの更新のためにパソコンに向かうことができているのですが、まず、このブログを読み来てくださっているトレーダーの皆様に聞いてみたいことがあります。
今週は儲かりましたか??(笑)
先週は、週末から落ちる要素が多く見つかっていましたが、週明けに売るチャンスが多くあった、1年を通しても本当に珍しい最高の相場展開となりました。
こうした週末時点から次週の不安要素が浮き彫りとなっているケースでは、通常は、週明けと同時に大きな下窓でマーケットがオープンしてしまい、その対応としては、底値を付けた後の反転狙いのトレードしか利益を狙う術はありません。
本当に良い展開となったので、このブログを読んでくれている私の友人からも「喜びの一報」を幾つか頂きました(笑)。
さて、マーケットは全体として株を筆頭にした売りが売りを呼ぶ展開となりましたが、ドル円相場は株と比較しても「下げ渋りの展開」と言える状況になっているかと思います。
※実は、私も途中でショートポジションを利益確定してロングポジションを幾つか取りました(短期ポジションの反転が早すぎて、良く無いトレードをしてしまいました(汗)。大勝の後こそ、勝って兜の尾を・・ですよね・・反省です。)。
この下げ渋りの要因として、幾つか要因は考えられる訳ですが、テクニカル的にはドル円の最近の動きでは1円50銭がキーワードとなっていて、「動いた」と言う時でも、多くの場合には1円50銭を少し上回る程度の動きが主流となっています。
今回はこの1円50銭についてお話しませんが、もしマーケットが下落するような局面になった場合、下げ始めから下げ終わり目途として1円50銭で計測してみてください。
1円50銭を超えるようなケースでは、株や国債など世界中何処かで異常事態が起こっているか、マーケットが音を立てて崩れていますので。
つまり、今朝の値動きの場合は、「週末で売り込みにくかった」と言う部分もありますが、「大体この1円50銭に収束してきた」と言う展開で、株が思ったよりも大きな動きとなったので、ドル円もそれに合わせてファンド関係が動いた流れが想像できます。
つまりは、株に足を引っ張られた形での売りだったため、「下げ渋り」となった格好です。
次に、米国債の利回りについてですが、ここがキーワードとなり下げ渋りとなったように私は考えておりました。
米国債は、既に2%近辺で推移していたことから、「よほどの事態が無ければ更に買い進められない(米国債買いの利回り低下)」と言う状況でした。
この米国債利回りに関する考え方について様々な意見がありますが、解説をすると長くなってしまいますので、とりあえず単純に「1%台はよほどのことが起きた場合にしか無い」と考えて頂ければと思います。
今後、アメリカの利上げなどに伴い「3%前後」での推移が考えられている中で、今1%を付けてしまいますと、中国バブルが崩壊した時には米国債の利回りは完全にマイナスレベルを意識しなければいけないため、マイナス金利の異常性を考えるのであれば、昨日のあの場面では利回りが下がりにくかった訳です。
言い換えるならば、「株価主導の下げであって、マーケット全体のリスクを意識したものでは無かった」と言うことも言えるかと思います。
こうした状況を見ておりますと、VIX(恐怖指数)は跳ね上がっていますが、全体的にはパンチ力不足、特に米国債が固いので「直接影響を受けやすいドル円は動きにくい」と言う結果となり、「下げに対して買いで入っても大怪我は無い」と言う発想になります。
また、実需としては9月が意識されており、本邦の輸入系企業からのドル買いオーダーが溜まっている可能性についても下げ渋りを誘発していることがイメージされます。
120円・121円と言うことになれば、本邦勢は一気にドル買いオーダーを入れてくるでしょうし、そうなれば、さすがにファンド関係が売り込んでも効果が薄いので、考えることは「値を釣り上げておいた上で買わせる」と言う展開です。
この意識があるからこそ、「まだ落としたくない」と言うイメージと葛藤がみられたのかも知れませんね。
さて、今朝の動きについて長々とお話して参りましたが、来週の相場については土曜日と言うことで情報不足の部分が多々有りますので何とも言えないのですが、こうした今週の値動きを見て考えられるのは「これ以上の落ちを求めるには、それなりに大きなニュースが必要」と言うことが言えそうです。
つまり、来週のマーケットを追いかけている中で、「中国バブルが崩壊」「ギリシャEU離脱(イギリス離脱)」と言ったようなインパクトの強いニュースが有るか無いか?にターゲットを絞ってみても良いと見ています。
しかしながら、隣国では韓国と北朝鮮が一触即発と言う展開になっていますが、今は口先状態ですが、これが万が一空中戦にまで飛躍するようなケースが生まれた場合、どのように推移するか想像はできますか?
この場合、「インパクトの強いニュースなのでリスク回避の円買い」と考えてはいけません。
この場合には、高い確率で地政学的リスクから日本株は下げてもリスクオフのドル買いで動いてくるので、瞬間的に1~2円ドル円が上昇するようなケースでは、そうしたニュースを警戒しても良いかと思います。
それでは最後にいつものようにドル円の4時間足チャートについてですが、既に4時間足レベルではお話できない相場展開になっていることが上のチャートを見て頂ければお分かりになられるかと思います。
しかしながら、トレンドラインは3本目と言うことで、一般的には強すぎる下げの展開にチャートは限界状況となっていることを示唆しており、基本的には戻りを意識しやすい形となっているかと思います。
傷ついたマーケットは傷を癒すために時間を要しますが、為替相場はそこまでダメージがある展開でも無かったので、材料不出で株価が戻るようであれば、全体的には上昇を見ても良いように考えています。
この下げのキーワードは中国の爆発や株価急落ですが、空売りに関して当局の規制がかなり強まっていることもあり、先週末と比較して、世界的にも株価が一定の下落を行ったことでの灰汁抜きもされているので、反転を狙ってみても良いと考えています。
特に動く材料としては米国の利上げに関してですが、米国が利上げに動かない場合には米国株が上がることが想定されますが、米国債の買いでは反応が難しいので、ニュースによってバランスを持って動いてみようと思っております。
また、週末要因によっては下攻めで始まることも考えられますが、今週からの惰性での下押しの場合には買いで反転を狙ってみたいと考えています。
今週末は枕を高くして眠られる方が多いかも知れませんね☆
しかしながら、今週の勝ちは週末の間に忘れてしまって、また来週からゼロになって戦っていきましょうね!!
[2015-08-22] 本日は、珍しく土曜の夕方からFXファイブの更新のためにパソコンに向かうことができているのですが、まず、このブログを読み来てくださっているトレーダーの皆様に聞いてみたいことがあります。
今週は儲かりましたか??(笑)
先週は、週末から落ちる要素が多く見つかっていましたが、週明けに売るチャンスが多くあった、1年を通しても本当に珍しい最高の相場展開となりました。
こうした週末時点から次週の不安要素が浮き彫りとなっているケースでは、通常は、週明けと同時に大きな下窓でマーケットがオープンしてしまい、その対応としては、底値を付けた後の反転狙いのトレードしか利益を狙う術はありません。
本当に良い展開となったので、このブログを読んでくれている私の友人からも「喜びの一報」を幾つか頂きました(笑)。
さて、マーケットは全体として株を筆頭にした売りが売りを呼ぶ展開となりましたが、ドル円相場は株と比較しても「下げ渋りの展開」と言える状況になっているかと思います。
※実は、私も途中でショートポジションを利益確定してロングポジションを幾つか取りました(短期ポジションの反転が早すぎて、良く無いトレードをしてしまいました(汗)。大勝の後こそ、勝って兜の尾を・・ですよね・・反省です。)。
この下げ渋りの要因として、幾つか要因は考えられる訳ですが、テクニカル的にはドル円の最近の動きでは1円50銭がキーワードとなっていて、「動いた」と言う時でも、多くの場合には1円50銭を少し上回る程度の動きが主流となっています。
今回はこの1円50銭についてお話しませんが、もしマーケットが下落するような局面になった場合、下げ始めから下げ終わり目途として1円50銭で計測してみてください。
1円50銭を超えるようなケースでは、株や国債など世界中何処かで異常事態が起こっているか、マーケットが音を立てて崩れていますので。
つまり、今朝の値動きの場合は、「週末で売り込みにくかった」と言う部分もありますが、「大体この1円50銭に収束してきた」と言う展開で、株が思ったよりも大きな動きとなったので、ドル円もそれに合わせてファンド関係が動いた流れが想像できます。
つまりは、株に足を引っ張られた形での売りだったため、「下げ渋り」となった格好です。
次に、米国債の利回りについてですが、ここがキーワードとなり下げ渋りとなったように私は考えておりました。
米国債は、既に2%近辺で推移していたことから、「よほどの事態が無ければ更に買い進められない(米国債買いの利回り低下)」と言う状況でした。
この米国債利回りに関する考え方について様々な意見がありますが、解説をすると長くなってしまいますので、とりあえず単純に「1%台はよほどのことが起きた場合にしか無い」と考えて頂ければと思います。
今後、アメリカの利上げなどに伴い「3%前後」での推移が考えられている中で、今1%を付けてしまいますと、中国バブルが崩壊した時には米国債の利回りは完全にマイナスレベルを意識しなければいけないため、マイナス金利の異常性を考えるのであれば、昨日のあの場面では利回りが下がりにくかった訳です。
言い換えるならば、「株価主導の下げであって、マーケット全体のリスクを意識したものでは無かった」と言うことも言えるかと思います。
こうした状況を見ておりますと、VIX(恐怖指数)は跳ね上がっていますが、全体的にはパンチ力不足、特に米国債が固いので「直接影響を受けやすいドル円は動きにくい」と言う結果となり、「下げに対して買いで入っても大怪我は無い」と言う発想になります。
また、実需としては9月が意識されており、本邦の輸入系企業からのドル買いオーダーが溜まっている可能性についても下げ渋りを誘発していることがイメージされます。
120円・121円と言うことになれば、本邦勢は一気にドル買いオーダーを入れてくるでしょうし、そうなれば、さすがにファンド関係が売り込んでも効果が薄いので、考えることは「値を釣り上げておいた上で買わせる」と言う展開です。
この意識があるからこそ、「まだ落としたくない」と言うイメージと葛藤がみられたのかも知れませんね。
さて、今朝の動きについて長々とお話して参りましたが、来週の相場については土曜日と言うことで情報不足の部分が多々有りますので何とも言えないのですが、こうした今週の値動きを見て考えられるのは「これ以上の落ちを求めるには、それなりに大きなニュースが必要」と言うことが言えそうです。
つまり、来週のマーケットを追いかけている中で、「中国バブルが崩壊」「ギリシャEU離脱(イギリス離脱)」と言ったようなインパクトの強いニュースが有るか無いか?にターゲットを絞ってみても良いと見ています。
しかしながら、隣国では韓国と北朝鮮が一触即発と言う展開になっていますが、今は口先状態ですが、これが万が一空中戦にまで飛躍するようなケースが生まれた場合、どのように推移するか想像はできますか?
この場合、「インパクトの強いニュースなのでリスク回避の円買い」と考えてはいけません。
この場合には、高い確率で地政学的リスクから日本株は下げてもリスクオフのドル買いで動いてくるので、瞬間的に1~2円ドル円が上昇するようなケースでは、そうしたニュースを警戒しても良いかと思います。
ドル円4時間足チャートについて
それでは最後にいつものようにドル円の4時間足チャートについてですが、既に4時間足レベルではお話できない相場展開になっていることが上のチャートを見て頂ければお分かりになられるかと思います。
しかしながら、トレンドラインは3本目と言うことで、一般的には強すぎる下げの展開にチャートは限界状況となっていることを示唆しており、基本的には戻りを意識しやすい形となっているかと思います。
傷ついたマーケットは傷を癒すために時間を要しますが、為替相場はそこまでダメージがある展開でも無かったので、材料不出で株価が戻るようであれば、全体的には上昇を見ても良いように考えています。
この下げのキーワードは中国の爆発や株価急落ですが、空売りに関して当局の規制がかなり強まっていることもあり、先週末と比較して、世界的にも株価が一定の下落を行ったことでの灰汁抜きもされているので、反転を狙ってみても良いと考えています。
特に動く材料としては米国の利上げに関してですが、米国が利上げに動かない場合には米国株が上がることが想定されますが、米国債の買いでは反応が難しいので、ニュースによってバランスを持って動いてみようと思っております。
また、週末要因によっては下攻めで始まることも考えられますが、今週からの惰性での下押しの場合には買いで反転を狙ってみたいと考えています。
今週末は枕を高くして眠られる方が多いかも知れませんね☆
しかしながら、今週の勝ちは週末の間に忘れてしまって、また来週からゼロになって戦っていきましょうね!!