ドル円ブレイク達成相場

 [2015-05-31] 先日、久しぶりに地元のふれあい行事に参加しておったのですが、その最中、東京で大型の地震が発生したとの連絡を友人から受け「マーケットは大丈夫か??地震は稼ぐことができるっていってたけど教えてくれ!!」との連絡がありました。

 ちょうどマーケットが動いていないタイミングでのことだったので、事なきを得た訳ですが(マーケットが動いていれば、こうした行事にも参加するはずは無いのですが(苦笑))、地震に関するニュースを見ても、大きな被害も出ていないようでしたので安心しております。

 特に、ドル円のトレンドが発生している矢先での大地震の関東直撃と言うような事態になりますと、切り上げでのストップカット後の落とし込みは、物凄いことになってしまった可能性も否定できません。

 生命の安全は当然のことですが、金融に関する対策も非常に大切であることは言うまでもありません。そうした意味でも、東京の防災対策の強化は急がれるのかも知れませんね・・。

 さて、話を地震の話題から先週のマーケットについて変えたいと思いますが、先週、ドル円はついにレンジブレイクをし124円台へと突入、目先の厚めの抵抗となる可能性が示唆されていた125円まで目と鼻の先にまで迫ってきました。

 アノマリーな話になりますと、今回の上昇(日銀の全体的な金融緩和に渡るここ数年の動き)は128円辺りまで伸ばしてくることを想定するまでになっているのですが、それはマーケットはこうした数値を好む傾向にあるためです。

 例えば、125をカットするような動きとなるのは高い確率かな?と考えるのは、124.5のカット狙いの動きに利食い売りが入ったことで、こうしたトライに関しての高値での上髭ローソク足を狙ったショートも入ったことが十二分に考えられます。

 しかしながら、週末には週足を意識しての買い上げが入ったことから、明日、月曜日は上攻めにてスタートすることが示唆されており、下手をすると早い段階で124.5カットもあるのかな?と言うようなローソク足ブレイクを示唆する週足を付けております。

 来週の週足ローソク足がブレイク全否定となる大規模陰線を付けるのであればチャートは毛抜き天井を意識しての大幅な売りとなることも考えられますが、週末に地震も起こってしまった以上は、他にそこまで売り込まれる材料が出るのか?と言うとなかなか売り材料は不足しているように考えます。

 ともすれば、来週が上髭を付けるような展開になったとしても上髭には125ブレイクは値幅の関係上必要となることが示唆されるので、125ブレイクではやはりターゲットが130へと大きく切りあがるため128辺りが1つの目安としては良いかなと見ています。

 どうしてもトレンドが出ると、損失を出されるトレーダーが多くなる傾向にあるのですが、このトレンド発生を意識することでレンジ相場で大きな稼ぎが出なくても一気に大逆転をすることが十分に可能になります。

 コツコツドカンでは無く、コツコツとした小さなトレードを積み重ねてドカンと利益を出すことも可能です。

 私は勝ち残るために資産を守ることを選択しましたが、もし、今回のトレンド発生で苦しまれている方がいらっしゃいましたら、1度トレンド発生に対して照準を合わせたトレードで組み立てることを意識してみても良いかも知れません。

 「毎年マーケットに挑んでいるのに利益が出ない」と言うのであれば、一度、違う角度からのアプローチである「資産を守るトレード」を考えてみても良いかも知れませんね。

ドル円4時間足チャートについて

2015年5月30日ドル円4時間足チャート

 さて、後半はいつものドル円チャートを作っておきました。

 チャートをご覧になられると分かるように、トレンドが発生後2段目の上昇が出ています。

 私は波動論信者ではありませんが、チャートを見る限りはショーターの投げ売りが出ている形も無いので、この動き方ですと、やはり「もう一段上」と言う感覚を覚えるチャートになっているように思います。

 今週は上昇派からの変化がポイントになってくるかと思いますが、基本的には短期ダブルトップを目安にした利食い及び売りを入れてみたいと思っております。

 今週もみなさんお忙しいと思いますが、張り切って参りましょう。