「材料無しはドル円買い」について書き殴る
[2015-07-25] 昨日、私の海外時代からの友人で、今は不動産会社経営者で住宅や駐輪、それに飲食業等にも投資しているSの店に行ってきました。
近年は、インターネット等の普及によるグローバル社会への変化を受け、以前にも増して世界経済とのつながりが強くなってしまったことから、日本で商売をし、組織の上に立つ者も、「世界情勢にどれほど精通しているか?」が勝負になってきているように思います。
どの経営者の方と話しても、「どうです?中国の景気は持ちそうですか?」と言う先日の中国株暴落の話題から、「ギリシャが荒れましたが、大丈夫でしたか?」と言うマーケット関連の話題になります。
それはSも例外では無く、私に意見を求めてきました。
Sは、不動産関係の会社を持ちながら投資をしているだけあり、一般的な方と比べるとマーケットについての話も知っているのですが、どうやら株式相場に手を出したいらしくトレードを教えて欲しいとのことでした。
そこでSに「中国情勢の今後の見通しについて話してみて欲しい」と言う風に逆に質問をしました。
するとSは「中国は色々問題があるけど、まぁ、まだ大丈夫だろう?」と言う返答をしました。
さて、これがマーケットに参加する者の考え方であり、私をはじめ、ここにいらっしゃる多くのトレーダーの皆様がトレード参加時に感じていらした感想なのでは無いでしょうか?
初々しくもあり、1度でも痛い目を見た方は危険さを感じるはずです。
もちろん、この考え方について当たるかも知れませんし、外れるかも知れません。しかし、それは決して間違いでは無く、1人の投資家の相場分析としては「普通の回答」と言えるでしょう。
では、Sの発言の何処が問題なのか?
それはSが、「中国は大丈夫」と言う考えに辿り着くまでに歩んだ道のりが単調であり、当たり前すぎる点です。
Sは、テレビやインターネットのニュースで中国の株は崩れたと言うニュースを目にして、「中国はやばいかな?」と思った次の日に、中国の株かが大反発したニュースを再度聞き、「やっぱり中国はまだ大丈夫」と言う考えに落ち着いたそうです。
もちろん、トレードはまだ行っていないので、それ以前の「なぜ中国株がここまで上昇することになったのか?(Sの本職である不動産と関係があるんですけどね(笑))」や、「値崩れ回復に至ったことによるトレーダーへの圧力」と言う、全体的な流れでは無く点で考えるしかありません。
しかしながら、マーケットのような単純に考えると上か下かの50%の勝負となるようなシンプルな駆け引きでは、そのシンプルさがあるが故に、「流れ」と言うものが非常に重要になってきます。
単純であるからこそ、点で捉えると後が続いてこなくなり、トレードに矛盾が生まれたり、暗闇の中に入り込んだりしてしまいがちになります。
「投資はシンプルだからこそ、点では無く流れを意識することで、継続的に利益を生むトレーダーであり、私の理想とする形でもある」と言うお話をしてきました。
それにしても、FXをしていると経営者の方々との話題には事欠かないので、FXの利益以外の産物としての相場の知識と言うものは、ある意味、利益を超えるのかも知れないと思う今日このごろです・・。
と、余りにも前置きが長くなってしまいました・・(反省)。
さて、先週のマーケットですが、想定通りのレンジ相場と言うことで、スイングトレードが主となっているため、これと言って取れた訳でも無く、晩御飯のおかずが1品増える程度の成果となりました。
特に先週の場合、レンジ相場になる空気がガンガン出ていたので、戻りを一発取れるだけで旨みはあるかな?と言うショート勝負だったのですが、外出先で一部利食いとなりました。
レンジ相場が得意な方にとっては、値幅は無かったですがテクニカル通りの動きだったので、かなり巻き返した方が多い値動きであったようにも思います。
次に来週のマーケットについてですが、「材料無しはドル円買い」と言うタイトルが語るように、先ほど話した「流れ」ではありませんが、そうした空気がマーケットからヒシヒシと伝わってきています。
正直、来週は週真ん中でFOMCがあり、基本的には「ドル買い材料発表期待」が出やすい状況となるため、材料が無ければ発表までドル買いで動きやすいことを考えると、下値を探る動きには買いで反応をしたくなります。
また、FOMCを過ぎると、今度は月末意識になるため、月足チャートを作るための戦いが始まります。
その月足チャートをテクニカル的に見ると、今のところ「上値挑戦」と言う長い下髭作りとなっており、来月に年初来高値を狙った動きが出ることを既に示唆しています。
つまり、これまでのようなギリシャネタのような悪材料が飛び込んでこない限りは、全体的な方向としてはドル買い、つまり上方向の動きが出やすいように考えています。
また、こうした空気が出てしまうと、ドル円の場合は手が付けられないほどストップを巻きこむことも考えられるので、レンジブレイクには注意をしてみたいと思います。
本日は文頭が長くなってしまい、最後が走り過ぎるようにマーケット展望を書かせて頂いておりますが、今回もいつもの4時間足チャートだけは載せておきたいと思います。
見て頂ければ、先週のマーケットが如何に迫力が無かったか一目瞭然な訳ですが、今週はこの狭いレンジを破ってくるのは高い確率でYESかな?と言うチャートに見えています。
ただ、破り方として考えられるのは、やはり「騙し」と言うことで、先週末に下攻めが来て短期的には騙し下げに見える形を作りましたが、それで下攻めが終わってしまうのか?は蓋を開けてから考えてみたいと思います。
また、チャート下は、一見スカスカで、テクニカル的には2~3円ほど大きく落ちても良い状況にあるのですが、それほどの材料が無ければ落ちるに落ちられないため、値幅が大きいからこそ売り手としては苦しいので、基本は買いチャートに見えております。
さて、テクニカル・ファンダメンタルズと考えても、材料が無ければ上と言うシンプルな状況を見ていますが、さて今週は「流れ」を読めていますかね?
それでは、今週も一週間、戦っていきましょう!!
[2015-07-25] 昨日、私の海外時代からの友人で、今は不動産会社経営者で住宅や駐輪、それに飲食業等にも投資しているSの店に行ってきました。
近年は、インターネット等の普及によるグローバル社会への変化を受け、以前にも増して世界経済とのつながりが強くなってしまったことから、日本で商売をし、組織の上に立つ者も、「世界情勢にどれほど精通しているか?」が勝負になってきているように思います。
どの経営者の方と話しても、「どうです?中国の景気は持ちそうですか?」と言う先日の中国株暴落の話題から、「ギリシャが荒れましたが、大丈夫でしたか?」と言うマーケット関連の話題になります。
それはSも例外では無く、私に意見を求めてきました。
Sは、不動産関係の会社を持ちながら投資をしているだけあり、一般的な方と比べるとマーケットについての話も知っているのですが、どうやら株式相場に手を出したいらしくトレードを教えて欲しいとのことでした。
そこでSに「中国情勢の今後の見通しについて話してみて欲しい」と言う風に逆に質問をしました。
するとSは「中国は色々問題があるけど、まぁ、まだ大丈夫だろう?」と言う返答をしました。
さて、これがマーケットに参加する者の考え方であり、私をはじめ、ここにいらっしゃる多くのトレーダーの皆様がトレード参加時に感じていらした感想なのでは無いでしょうか?
初々しくもあり、1度でも痛い目を見た方は危険さを感じるはずです。
もちろん、この考え方について当たるかも知れませんし、外れるかも知れません。しかし、それは決して間違いでは無く、1人の投資家の相場分析としては「普通の回答」と言えるでしょう。
では、Sの発言の何処が問題なのか?
それはSが、「中国は大丈夫」と言う考えに辿り着くまでに歩んだ道のりが単調であり、当たり前すぎる点です。
Sは、テレビやインターネットのニュースで中国の株は崩れたと言うニュースを目にして、「中国はやばいかな?」と思った次の日に、中国の株かが大反発したニュースを再度聞き、「やっぱり中国はまだ大丈夫」と言う考えに落ち着いたそうです。
もちろん、トレードはまだ行っていないので、それ以前の「なぜ中国株がここまで上昇することになったのか?(Sの本職である不動産と関係があるんですけどね(笑))」や、「値崩れ回復に至ったことによるトレーダーへの圧力」と言う、全体的な流れでは無く点で考えるしかありません。
しかしながら、マーケットのような単純に考えると上か下かの50%の勝負となるようなシンプルな駆け引きでは、そのシンプルさがあるが故に、「流れ」と言うものが非常に重要になってきます。
単純であるからこそ、点で捉えると後が続いてこなくなり、トレードに矛盾が生まれたり、暗闇の中に入り込んだりしてしまいがちになります。
「投資はシンプルだからこそ、点では無く流れを意識することで、継続的に利益を生むトレーダーであり、私の理想とする形でもある」と言うお話をしてきました。
それにしても、FXをしていると経営者の方々との話題には事欠かないので、FXの利益以外の産物としての相場の知識と言うものは、ある意味、利益を超えるのかも知れないと思う今日このごろです・・。
と、余りにも前置きが長くなってしまいました・・(反省)。
さて、先週のマーケットですが、想定通りのレンジ相場と言うことで、スイングトレードが主となっているため、これと言って取れた訳でも無く、晩御飯のおかずが1品増える程度の成果となりました。
特に先週の場合、レンジ相場になる空気がガンガン出ていたので、戻りを一発取れるだけで旨みはあるかな?と言うショート勝負だったのですが、外出先で一部利食いとなりました。
レンジ相場が得意な方にとっては、値幅は無かったですがテクニカル通りの動きだったので、かなり巻き返した方が多い値動きであったようにも思います。
次に来週のマーケットについてですが、「材料無しはドル円買い」と言うタイトルが語るように、先ほど話した「流れ」ではありませんが、そうした空気がマーケットからヒシヒシと伝わってきています。
正直、来週は週真ん中でFOMCがあり、基本的には「ドル買い材料発表期待」が出やすい状況となるため、材料が無ければ発表までドル買いで動きやすいことを考えると、下値を探る動きには買いで反応をしたくなります。
また、FOMCを過ぎると、今度は月末意識になるため、月足チャートを作るための戦いが始まります。
その月足チャートをテクニカル的に見ると、今のところ「上値挑戦」と言う長い下髭作りとなっており、来月に年初来高値を狙った動きが出ることを既に示唆しています。
つまり、これまでのようなギリシャネタのような悪材料が飛び込んでこない限りは、全体的な方向としてはドル買い、つまり上方向の動きが出やすいように考えています。
また、こうした空気が出てしまうと、ドル円の場合は手が付けられないほどストップを巻きこむことも考えられるので、レンジブレイクには注意をしてみたいと思います。
ドル円4時間足チャートについて
本日は文頭が長くなってしまい、最後が走り過ぎるようにマーケット展望を書かせて頂いておりますが、今回もいつもの4時間足チャートだけは載せておきたいと思います。
見て頂ければ、先週のマーケットが如何に迫力が無かったか一目瞭然な訳ですが、今週はこの狭いレンジを破ってくるのは高い確率でYESかな?と言うチャートに見えています。
ただ、破り方として考えられるのは、やはり「騙し」と言うことで、先週末に下攻めが来て短期的には騙し下げに見える形を作りましたが、それで下攻めが終わってしまうのか?は蓋を開けてから考えてみたいと思います。
また、チャート下は、一見スカスカで、テクニカル的には2~3円ほど大きく落ちても良い状況にあるのですが、それほどの材料が無ければ落ちるに落ちられないため、値幅が大きいからこそ売り手としては苦しいので、基本は買いチャートに見えております。
さて、テクニカル・ファンダメンタルズと考えても、材料が無ければ上と言うシンプルな状況を見ていますが、さて今週は「流れ」を読めていますかね?
それでは、今週も一週間、戦っていきましょう!!