下げるドル円もうGW意識?

 [2015-04-18] 今週一週間は正直言って「儲かりました・・」、しかし、儲かったのは良いのですがトレーダーとして良いトレードが出来なかったことに反省をしております。

 最近の私のトレードは専らマーケットの下支えを意識したロング(ドル買い円売り)でポジション建てをしておったのですが、先週は割れては上昇トレンドが崩れるラインを2~3破ってマーケットが落ちました。

 ここで良かったのは一気に落ちるマーケットでは無く、「下値探りの落ち」と言いますか、一定のレベルまできたら反発が入るパターンの落ち方だったので「ここは稼ぎどころ」とばかりに短期ロングと中期保有ロングでバンバン入り、「短期利食いの中期ストップ狩られ」の流れが続きました。

 このトレードは、今は懐かしい90円から80円へと落していったリーマンショック後のドル円相場では「凄い機能を見せたトレード手法」で、気が付いたら私の中に染み込んでいるトレード方法なのですが、これが決まる時と言うのは利益が出ても気分は乗りません。

 と言うのは、こうして半分の短期ポジションはガンガン利益確定が出るので短期トレード用の口座は資金が見る見る内に増えていくのですが、ちょっと離れた場所から見ると、トレードは「完全に相場全体に逆らっている状況」となります。

 そのため、エントリー回数が増えるので短期口座が利益が膨らみ、全体的にも今年はストップ幅が10pipsと私にとっては少し広めですが、トータルして中期ポジションが狩られても30~40pips(今週はその倍)程度の利益が発生しています。

 一週間で300ポイント取れれば上出来ではあるのですが、ここでの問題は、相場に逆らわなければいけない状況と言う点です。

 年初来高値での売りは残り2ポジションのみとなっており、中期的に軸となるものが無くなってきており、完全に目線は8割上昇で立てていただけに時間的損失が発生している状況と言えます。

 FXや投資関係に携わっていらっしゃる先輩方の中には「勝てば良い」と言う方も多いのですが、私は精神的に弱いトレーダーであるだけに、中身が伴っていないと次への一歩が重くなってしまいます。

 このブログを読んでくださっている方は理解して頂けると思うのですが、例えば、全体的に自分の相場観が鈍っていることに気が付いている中で、マーケットが突然大幅に振れた時に思い切ったポジションを取れるでしょうか?私にはその勇気が無いです。

 基本的に利を伸ばすトレードでは無く「資産を守るトレード」でここまできた人間ですので、こうした事態になることを恐れております。

 「来週、どれほど自分のトレードを取り戻せるのか?」ここが本当の勝負になってきそうな気がしています。

来週のマーケットについて

 まだ土曜日の夕方なので来週の相場について考えても少し情報が古くなってしまうのですが、明日は時間的な都合でブログ更新ができないので今現在の私の考え方を書いておきたいと思います。

 先ほど、「自信が無い」と言う内容を書いたところなのに恐縮ですが、お時間がある方はお付き合いください。

 来週は、4月の後半へと突入していくことになりますが、この時期になるとやはりターゲットになってくるのは5月のゴールデンウィークです。

 ゴールデンウィークは、日本の金融機関の取引が制限されることになるので、基本的に海外ファンド関係者は日本円の買い(ドル円のショート)を積みやすくなります。

 この流れについて、私は来週から発生すると思っていたのですが、案の定、今週からスタートいる展開に情けなさを感じている訳ですが、今となっては後の祭りです。

 さて、「なぜこの流れが始まっていることに気が付いたのか?」と言う点ですが、これまで120円オーバーとなっている状況でも余り目立った円買いオーダーを本邦輸出系企業から出ることは無かったのですが、今週これが出ました。

 「この時に気が付けよ・・」と、自分の情けなさに怒り心頭だったのですが、今週の下げはこれが引き金となっています。本当に情けない・・。

 つまりは、流れは下向き傾向が強くなっているのですが、言い訳をすると、今年の場合いつもより早めにスタートしているこの下向き方向の動きですが、頭を少し使えば答えが見えたはずなのですが、それが出来ていなかったので余計に恥ずかしい話があります。

 と言うのは、そもそもここまで円安方向へとマーケットがシフトしてきたのは、海外投資家による円売りがあったからなのですが、この海外投資家さんが安心して円売りを行った理由と言うのは、「公的機関から株買いがある」と言う意識からです。

 この株買いについて、ある情報筋のデータでは25兆円超ほどの余剰金があるとの見方が出ておりましたが、要は下支えの25兆円がある中で、落ちるに落ちれなかったのが今のマーケットでした。

 その公的機関が休みになるのですから、そりゃ売りたくなる気持ちはありますよね。

 そうした流れから、基本的には円売り相場になると上値は売ってみても5月に向けて大怪我無いのでは?と考え始めています。

ドル円4時間足チャートについて

2015年4月18日ドル円4時間足チャート

 さて、最後にドル円4時間足チャートについてですが、チャートは現在ドル円がダウントレンドの中にあることを示しています。

 しかしながら、引けの形から見ると月曜日が五十日に当たることも有って、上方向の動きが出やすい形で引けていることが分かります。

 そこで、チャート的には週頭から上げてくれば売る形で入っていくことを想定しています。

 先週からワンテンポトレードが遅れているだけに、来週はなかなか自分のトレードに重きをおくことができませんが、上手く乗り切れたらと考えています。

 さて、4月も後半戦に向かっています。張り切って参りましょう!!