ドル円を本格的に売り抜く

 [2014-11-16] まだ、体調は全快とはならず、FXに集中して睡眠時間を削れば胸の痛みと頭痛に苦しんでおりますが、一時よりも回復しているので、今日はドル円チャートについて少し書いてみたいと思います。

 最近、私が紹介しているドル円チャートについて、お恥ずかしいことに大外しが続いており恐縮なのですが、私が売り場を探し天井売りを狙っているのにはチャート的な理由もあったりします。

 そのポイントして月足があります。

 実は、先月10月のドル円の足は、「下髭の長く上髭の短いローソク足」になっていると思いますが、こういったローソク足は、セオリーでは『下値圏で発生した場合、底堅さを示すものとなり反発の可能性を示すローソク』となります。

 しかしながら、これが高値圏で発生すると、マーケットは次のローソクで転換を迎えるケースが多々あります。

 これが、私が売りをガンガン入れて苦しんでいる理由の1つです(笑)。

2014年11月16日ドル円月足チャート

 上はドル円の月足チャートですが、下髭を付けた陽線が発生後に、ものの見事に相場が反転していることが見て取れるかと思います。

 ただ、ここで注意して頂きたいのは、このような流れが継続している背景には「サブプライムショックにによりマーケットが下降路線を辿った」と言うのが非常に大きいと言えます。

 現状では、一気に相場の方向が転換するとは考えにくいところがありますので、例えば、「12月、1月と陰線を付ける動きで110円割れを伺う流れが発生する可能性がある?」と言う風に見ておいた方が良いと考えています。

2014年11月16日ドル円4時間足チャート

 さて、来週のマーケットについてですが、来週も週前半は日本政府による消費増税に関する話題や、解散総選挙に関してマーケットは反応してくることが想定されますが、そろそろマーケットを動かすネタとしてはネタ切れ感が強くなってきているように思っています。

 流れ的には、次にマーケットを動かす話題はアメリカから出てきても良いように思うのですが、アメリカから出てくる話題としては、やはりオバマ政権の弱体化と、債務不履行への歩み等がイメージしやすいですが、もしかするとFRB関係からネタが出るのかな?と言う気がしております。

 先週発表が出ていましたが、これまでFRBのタカ派を牽引してきたフィッシャー総裁が任期満了になるため、メンバーとしては来年若干ハト派色が今よりは強くなることが想定されます。

 そういった中で、年末に向けて買い上げているファンドも、月末に向けての巻き戻しの動きのネタとして、こうした話題を利用してくる可能性があるのかな?と。

 後、11月も2週間ですが、今週がこれから横ばいとなるのであれば、「来週は本格的に売ってみたい」という感覚で、先週末から116.8にて売っている分に加えて、今週も売りを追加してみて落ちてしまった場合においても「しばらくホールド」で「長いものは110まで」を想定して組み立ててみたいと思います。

 今週くらいから、上値は積極的に叩いてみても大怪我が少ないように考えています。