ドル円高値を付けたのか?

 [2014-11-09] まだ体調は万全ではありませんが、ようやくリハビリを兼ねて外を散歩できるまで回復してきました。

 ご心配をお掛けしてしまい大変申しわけありませんでした。

 それでは本日は早速マーケットのお話へと入っていきたいと思いますが、今週は上下に動くのでは?という想定に沿ったような11月のマーケットになりましたが、先週末の想像以上にドル円は素早く伸びたイメージがあります。

 近年は10月~12月辺りまで円安に進み、1月が“高い高いドスン”という流れがあるので、例年通りの流れになっているのかも知れませんね。

 今週のトレードは、久しぶりに“米雇用統計前にポジションを持つ”というトレードを行いましたが、雇用統計が予想よりも悪い結果が出るような気がしておりました。

 実際、時期的な要因を考えると、雇用統計の数値は決して悪いものでは無かったのですが、反応は予想を下回る結果を見て下向きに出ました。

 ほっと一息付く暇も無く、ポジションの一部を利益確定させたかと思うと、今度は強い買い上戻しが起こりましたが、これは「米失業率が良かった」というセオリー通りの動きと言えるので、戻りの強さにちょっとヤバイかな?と思い追加売りの準備をしておりましたが、何とか上手く落ちてくれることになりました。

 半分ラッキーパンチとも言えるトレードだと思うのですが、FXと365日関わっている人なら分かっていただけるかも知れない、「トレーダーの確信」のようなものだったと思います。

 こうやって毎日毎日ニュースやチャートを見ていますと、突然、動きが見えるときってありますもんね。

 トレードの神がおりてくる年に2ヶ月~3ヶ月に1度のチャンスタイムに入っていました。

 次に、来週のマーケットについて考えていきたいと思いますが、これがまた難しい展開となるように感じています。

 私が難しいと思うことは、他のトレーダーも同じように難しさを考えているのかな?と想像するわけですが、一般的に難しい相場とは方向感の無い相場と一致します。

 週末材料がエボラ熱等で出るならば下向きで週明け出て、その後、窓埋め後に102.2辺りまでの調整が有っても良いのかな?と考える訳ですが、現在のところ日本からの材料が出ていないということで、後は外部要因を考えるとスペイン関連かな?と想像します。

 こればっかりは、マーケットオープン前のニュースを読んでみないと分からないのですが、基本的にマーケットは下向きの材料について反応しやすい状況にあると考えています。

2014年11月9日ドル円4時間足チャート

 最後にいつものドル円の4時間足チャートですが、上のチャートを見る限り、さらに上値が伸びる展開は簡単には想像しにくい状況にあるように見えています。

 そこで、ダブルトップ・三尊ということをチャート上に記載しているのですが、売り手のターゲットは102.2あたりのように考えています。

 このまま120円を目指すと言うのであれば、どうしても窓の埋め残しを見て売りが持ち込まれやすい状況になるので、そこをまずは埋めてくると上げるに上げやすい展開のように見えています。

 3円程度の調整になりますが、ここまで落ちてくれれば比較的うまみのあるトレードになり、個人的には11月のトレードは十分かな?というレベルの稼ぎが出ることになるのですが・・・。

 まぁ、マーケットはそこまで甘くないと言うことで、上値が伸びるような状況では調整が起きるまでついていく形になりそうです。

 来週は、調整相場メインを想定しているため、上値抜けの場合には私のセオリーが壊れてしまうので、その場合には私のマーケット見通しについて一切忘れて頂ければと思います。

 それでは今週も張り切ってトレードをしていきましょう。