「米利上げは年内で確定か?」について書き殴る
[2015-12-06] 先週末、米雇用統計が発表されましたが、+21.1万人となり、予想の+20万人を上回る結果になりました。
この20万人と言うラインですが、実は、かなり以前から米雇用統計のターゲットとして重要視されており、今回は直近(12月4日)にイエレンFRB議長より、「月20万人の雇用増でスラック除去に十分」と言う発言が出ていたため、さらにこの20万人が意識されていました。 ※ スラック除去と言うの経済のたるみを除去するために、20万人増の雇用統計で十分と言う意味です
つまりは、このターゲットを超えてきたこともあり、後のチャートを見て頂ければと思いますが、今回の米雇用統計の発表後は強気で推移する形となったように考えております(他のFRBメンバーの発言も利上げがほぼ確定的なものが多かったことも要因)。
さて、この流れについて、高い確率で来週も継続するのでは?と言う見通しを立ててはいるのですが(ドル買いの流れ)、ここで少し興味を引いているのがECBの利下げ発表後のユーロの動き方です。
金利発表の結果は、事前予想通りの結果だったとは言え、預金金利の金利(既にマイナス)をさらに10ポイント引き下げての-0.3%と言う風に設定したことに対して、ユーロ買いが起きるのは少し行き過ぎ感があると思っております。
裏では、欧州の景気はGDP予想が上方修正され(一方ではCPI予想は下方修正)強気を示すには材料があるとは言え、それにしても、余りにも強気の買いが入ったことには少し驚いております。
そこで、どちらかと言うと12月と言う事もあり、「短期的に仕掛けを入れていたファンド関連のショートに利食いを掛けた」と言うところが多かったのでは?と推察しておりす。
そのことを念頭に置いて米国の利上げを考えますと、基本的に、利上げ発表に向けて買い進まれることが考えられるため、ドル円においても123.5のライン突破もあるのかな?と言う風に考えております。
※ ECBの場合には「利下げを煽りすぎた」と言う点がニュースでは指摘されています
ただ、やはり12月と言うこともあり手仕舞いの売りが入りやすい点と、レンジで推移しやすいと言うのは否めませんので、深追いするような流れにはなかなか移行し辛いと言う点は意識してみたいと思っております(大幅に動くのであればやはり1月が動きやすいかもですよね・・)。
こうして総合的に考えてみると、基本的にはレンジを意識した取引になりますが、それでも利上げまでは買いで攻め上がりを期待してみることを考えています。
最近では、中国からの大幅崩れの動きも考えられますが、現状、中国人は日本で爆買いを行っているため、彼らの景気の崩れは日本の崩れに直結することを考える投資家が多いため、万が一で発生した投げ売りは、日本に恐ろしいほどの影響が出ることを示唆させます。
いくら米国の利上げの話題が有ったとしても、マイナスのニュースには強めに反応しやすいことは、頭に置いて取引をしてみたいと思います。
それでは最後にドル円の4時間足チャートについてですが、見た目は完全にレンジ形状を作っていますが、先にご紹介しているように個人的には上値ブレイクもあるのかな?と言う形では見ていくことを予定しております。
入ってくる悪いニュース次第と言うところもありますが、チャート的にも上値を伺いやすい形で引けているので、下値を狙う流れで始まった場合には、下限の122を意識しながら下支えでの戻りを意識してみることを考えています。
また、GPIF関連のヘッジポジションの話題もちらほらと出ており気になるところではありますが、上値での売りの動きには注意してみたいと思っています。
12月なのに休めない方も多いと思いますが、私も今年は頑張っておりますので、年末までマーケットが楽しめることを嬉しく思いながら、一緒にトレードして行ければ幸いです。
今週も張り切って参りましょう☆
[2015-12-06] 先週末、米雇用統計が発表されましたが、+21.1万人となり、予想の+20万人を上回る結果になりました。
この20万人と言うラインですが、実は、かなり以前から米雇用統計のターゲットとして重要視されており、今回は直近(12月4日)にイエレンFRB議長より、「月20万人の雇用増でスラック除去に十分」と言う発言が出ていたため、さらにこの20万人が意識されていました。
※ スラック除去と言うの経済のたるみを除去するために、20万人増の雇用統計で十分と言う意味です
つまりは、このターゲットを超えてきたこともあり、後のチャートを見て頂ければと思いますが、今回の米雇用統計の発表後は強気で推移する形となったように考えております(他のFRBメンバーの発言も利上げがほぼ確定的なものが多かったことも要因)。
さて、この流れについて、高い確率で来週も継続するのでは?と言う見通しを立ててはいるのですが(ドル買いの流れ)、ここで少し興味を引いているのがECBの利下げ発表後のユーロの動き方です。
金利発表の結果は、事前予想通りの結果だったとは言え、預金金利の金利(既にマイナス)をさらに10ポイント引き下げての-0.3%と言う風に設定したことに対して、ユーロ買いが起きるのは少し行き過ぎ感があると思っております。
裏では、欧州の景気はGDP予想が上方修正され(一方ではCPI予想は下方修正)強気を示すには材料があるとは言え、それにしても、余りにも強気の買いが入ったことには少し驚いております。
そこで、どちらかと言うと12月と言う事もあり、「短期的に仕掛けを入れていたファンド関連のショートに利食いを掛けた」と言うところが多かったのでは?と推察しておりす。
そのことを念頭に置いて米国の利上げを考えますと、基本的に、利上げ発表に向けて買い進まれることが考えられるため、ドル円においても123.5のライン突破もあるのかな?と言う風に考えております。
※ ECBの場合には「利下げを煽りすぎた」と言う点がニュースでは指摘されています
ただ、やはり12月と言うこともあり手仕舞いの売りが入りやすい点と、レンジで推移しやすいと言うのは否めませんので、深追いするような流れにはなかなか移行し辛いと言う点は意識してみたいと思っております(大幅に動くのであればやはり1月が動きやすいかもですよね・・)。
こうして総合的に考えてみると、基本的にはレンジを意識した取引になりますが、それでも利上げまでは買いで攻め上がりを期待してみることを考えています。
最近では、中国からの大幅崩れの動きも考えられますが、現状、中国人は日本で爆買いを行っているため、彼らの景気の崩れは日本の崩れに直結することを考える投資家が多いため、万が一で発生した投げ売りは、日本に恐ろしいほどの影響が出ることを示唆させます。
いくら米国の利上げの話題が有ったとしても、マイナスのニュースには強めに反応しやすいことは、頭に置いて取引をしてみたいと思います。
ドル円4時間足チャートについて
それでは最後にドル円の4時間足チャートについてですが、見た目は完全にレンジ形状を作っていますが、先にご紹介しているように個人的には上値ブレイクもあるのかな?と言う形では見ていくことを予定しております。
入ってくる悪いニュース次第と言うところもありますが、チャート的にも上値を伺いやすい形で引けているので、下値を狙う流れで始まった場合には、下限の122を意識しながら下支えでの戻りを意識してみることを考えています。
また、GPIF関連のヘッジポジションの話題もちらほらと出ており気になるところではありますが、上値での売りの動きには注意してみたいと思っています。
12月なのに休めない方も多いと思いますが、私も今年は頑張っておりますので、年末までマーケットが楽しめることを嬉しく思いながら、一緒にトレードして行ければ幸いです。
今週も張り切って参りましょう☆