「日銀の金融緩和は堅い?」について書き殴る
[2015-11-01] 正直、余りの忙しさに毎日振り回されてしまっているのですが、そんな中でもしっかりとチャートを追える時代になったと言うのは、技術の進歩によるものだと思います。
ただ、その技術の進歩により「仕事量が爆発的に増えてしまっている」と言う事実にも注目ですね(笑)。
さて、この技術の進歩に関してですが、日本企業として気になるのは、やはり家電メーカー各社です・・。
私は全く株を触ることは無いのですが交友関係者の多くが株を保有しているため、「△△の株は今後上がりそうですかね?○○への投資はまだホールドですよね?」と言うお話を伺います。
そんな中で、突出して多いのが日本の家電メーカー各社の落ちた株価について「戻るのか?」と言う議論です。
正直なところ、今の段階でこれほど円安が進んでいるのに家電メーカーは、軒並みリストラや規模の縮小が進んでいるだけに、私としては今後の流れはもう少しだけ下向きに推移してくるのでは?と考えています。
実際、こうした家電関連の事業についても一定以上の成果が無ければ、消費者物価指数の上昇も難しいでしょうし、景気上昇も難しい?と考えるのが普通かと思います。
もしかすると、これまで日本が引っ張ってきた家電製品の分野は諸外国に置いて行かれてしまい、今後は医療技術や医療設備等の電子機器分野が日本の電化製品の中心的な生産物になってしまうのかも知れないな・・と思うばかりです。
特に、一般人が手にする機会の多い家電市場では、技術流出が激しく、発売前の商品でさえ分解・偽造されてコピー商品が廉価販売されてしまう中で、直接命に係わったり、信頼性が必須となる電気製品の分野で無ければ、正直、今後は厳しいのかなと・・。
そんな日本の家電事業に対して思いにふける、最近の私です・・。
それでは、本題となる現在の相場についてですが、個人的に「日銀は間違い無く追加金融緩和を行う」と言う風に考えています。
この2カ月、連続して日本の物価はマイナス方向に動きましたが、「これでデフレ脱却をした」と言うのであれば、今までやってきた金融緩和の意味すらありませんし、かなり高い確率で、消費増税を行った後に日本に大暗黒時代が到来します。
これまで消費税は3%、5%、8%と増税が行われてきましたが、5⇒8%への移行が比較的スムーズに行われた最大の理由は「計算の複雑さ」です。
8%と言う数字は容易に計算ができないため、消費者は商品を購入した後で「あれ?増税前より少し高くなった?」と言う思いになりました。
しかし、10%となると本当に大きな違いが出てきます。
消費税の計算が一気に簡略化されてしまい、例えば、「1万円の商品に対して1000円の余剰支出がある」と瞬時に誰しもが計算をしてしまいます。
これは、正直なところ3⇒5%への移行時さえ比にならないようなダメージを日本国全体で受けことが予想されます。
そのため、世界の消費税は計算しにくい割合に設定されている国がほとんどとなっており、中には小数点「(例)9.5」となってるところもあります。
もちろん、このようなことになっているのは日銀始め、政府も十二分に承知していることから「今の景気後退は死活問題である」と言うのは誰しもが分かっているはずです。
そうなれば、やはり注目されるのは『次回、日銀の追加金融緩和』についてです。
市場は、日本の景気が後退すればするほど、追加金融緩和を期待する動きが盛んに起こることが予想され、中国の景気減速に関しても日本企業の40%にダメージが出ていることが認識されてきています。
後は、米国が動く12月、もしくはそれを前にした11月には警戒が入ることが予想されます。
日本はアメリカより後に動く傾向が強いですが、次回の金融緩和に関してはIMFからもお墨付きが出ているだけに、後は日銀のサジ加減次第となっています。
11月のマーケットは「日本の景気後退」も意識して見てみたいと思っています。
さて、最後にドル円の4時間チャートですが、見て頂けると分かるように、全体としてはレンジを切り上げた形で推移しています。
トレンドは上向きとなっており、全体的にはファンダメンタルズの改善も手伝って上向きでの波形を取りやすいように考えています。
ポジション的にはヘッジの意味を込めて先週の121ミドルで売りを立てていますが、流れ的に年末推移しやすい方向としては、やはり125円を目指す方向を見ています。
11月、最終決戦に向けて私もラストスパートを掛けようと考えています。皆様も一緒に大波を乗りこなしましょう!!
[2015-11-01] 正直、余りの忙しさに毎日振り回されてしまっているのですが、そんな中でもしっかりとチャートを追える時代になったと言うのは、技術の進歩によるものだと思います。
ただ、その技術の進歩により「仕事量が爆発的に増えてしまっている」と言う事実にも注目ですね(笑)。
さて、この技術の進歩に関してですが、日本企業として気になるのは、やはり家電メーカー各社です・・。
私は全く株を触ることは無いのですが交友関係者の多くが株を保有しているため、「△△の株は今後上がりそうですかね?○○への投資はまだホールドですよね?」と言うお話を伺います。
そんな中で、突出して多いのが日本の家電メーカー各社の落ちた株価について「戻るのか?」と言う議論です。
正直なところ、今の段階でこれほど円安が進んでいるのに家電メーカーは、軒並みリストラや規模の縮小が進んでいるだけに、私としては今後の流れはもう少しだけ下向きに推移してくるのでは?と考えています。
実際、こうした家電関連の事業についても一定以上の成果が無ければ、消費者物価指数の上昇も難しいでしょうし、景気上昇も難しい?と考えるのが普通かと思います。
もしかすると、これまで日本が引っ張ってきた家電製品の分野は諸外国に置いて行かれてしまい、今後は医療技術や医療設備等の電子機器分野が日本の電化製品の中心的な生産物になってしまうのかも知れないな・・と思うばかりです。
特に、一般人が手にする機会の多い家電市場では、技術流出が激しく、発売前の商品でさえ分解・偽造されてコピー商品が廉価販売されてしまう中で、直接命に係わったり、信頼性が必須となる電気製品の分野で無ければ、正直、今後は厳しいのかなと・・。
そんな日本の家電事業に対して思いにふける、最近の私です・・。
それでは、本題となる現在の相場についてですが、個人的に「日銀は間違い無く追加金融緩和を行う」と言う風に考えています。
この2カ月、連続して日本の物価はマイナス方向に動きましたが、「これでデフレ脱却をした」と言うのであれば、今までやってきた金融緩和の意味すらありませんし、かなり高い確率で、消費増税を行った後に日本に大暗黒時代が到来します。
これまで消費税は3%、5%、8%と増税が行われてきましたが、5⇒8%への移行が比較的スムーズに行われた最大の理由は「計算の複雑さ」です。
8%と言う数字は容易に計算ができないため、消費者は商品を購入した後で「あれ?増税前より少し高くなった?」と言う思いになりました。
しかし、10%となると本当に大きな違いが出てきます。
消費税の計算が一気に簡略化されてしまい、例えば、「1万円の商品に対して1000円の余剰支出がある」と瞬時に誰しもが計算をしてしまいます。
これは、正直なところ3⇒5%への移行時さえ比にならないようなダメージを日本国全体で受けことが予想されます。
そのため、世界の消費税は計算しにくい割合に設定されている国がほとんどとなっており、中には小数点「(例)9.5」となってるところもあります。
もちろん、このようなことになっているのは日銀始め、政府も十二分に承知していることから「今の景気後退は死活問題である」と言うのは誰しもが分かっているはずです。
そうなれば、やはり注目されるのは『次回、日銀の追加金融緩和』についてです。
市場は、日本の景気が後退すればするほど、追加金融緩和を期待する動きが盛んに起こることが予想され、中国の景気減速に関しても日本企業の40%にダメージが出ていることが認識されてきています。
後は、米国が動く12月、もしくはそれを前にした11月には警戒が入ることが予想されます。
日本はアメリカより後に動く傾向が強いですが、次回の金融緩和に関してはIMFからもお墨付きが出ているだけに、後は日銀のサジ加減次第となっています。
11月のマーケットは「日本の景気後退」も意識して見てみたいと思っています。
ドル円4時間足チャートについて
さて、最後にドル円の4時間チャートですが、見て頂けると分かるように、全体としてはレンジを切り上げた形で推移しています。
トレンドは上向きとなっており、全体的にはファンダメンタルズの改善も手伝って上向きでの波形を取りやすいように考えています。
ポジション的にはヘッジの意味を込めて先週の121ミドルで売りを立てていますが、流れ的に年末推移しやすい方向としては、やはり125円を目指す方向を見ています。
11月、最終決戦に向けて私もラストスパートを掛けようと考えています。皆様も一緒に大波を乗りこなしましょう!!