ドル円の上値無理ならレンジ

 [2015-06-27] 先週のあのマーケット状況下において、私のブログを読んでくださった方から「底値を拾って見事に利益確定できました。ありがとうございます。」と言う嬉しいメッセージを頂きました。

 しかしながら、私にしてみれば「毎週予想を出しているので、良く当たる日もあるだろう(笑)」と言うのが本音で、私の相場観に同調して頂けたことは嬉しいのですが、相場が自己責任である以上、その成果は私の尽力によるものでは無く『全てはメッセージ主の実力』によるものです。

 私のようなトレーダーのマーケット的中率は正確なデータではありませんが、正直、約60%程度しか無く、ランダムにポジション取りをした場合の的中率を50%とするのであれば、その差は僅かに10%しかありません。

 この10%を大きな差と見るのか、それとも小さな差と見るのか人によって違ってきますが、私は、この10%の勝率の差に対して勝機を持ち投資を行っております。

 もっともっと上手なトレーダーは世の中に山のようにいる訳ですが、例え10%と言えども、イーブンとなる50%よりも勝率が高いトレードをすることができれば、トレードを1年繰り返せば、ほとんどの場合において「プラスにて1年の投資を終えること」ができるようになります。

 相場分析を「読む、読まない」、あるトレーダーのトレード分析を「信じる、信じない」と言う選択は、1人1人の判断に委ねられています。

 例えば、10人の一流トレーダーのデータから70%の勝率を導き出せると言うのであれば、それは既に新しいトレードスタイルの確立となります。

 私は、ここでマーケット予想を出して、大きく外れていることも多々あります。そして、勝てた時には皆様のトレードの自信にして頂ければと思います。

 さて、前置きが長くなっている本日のFXブログですが、それもそのはず(笑)、今現在私がパソコンに向かいブログを書いているのが土曜日の夕方、さらに今晩、もしくは明日になってみないとギリシャの状況が不鮮明過ぎて、なかなかマーケットについて語りづらいところがあるためです(苦笑)。

 「まぁまぁ、結局はギリシャは折れてくるだろう」と言うのがマーケット大半の見方だったわけですが、クローズ後にこんなニュースが・・、ツィプラス・ギリシャ首相「7月5日に債権者との合意事項についての国民投票を実施」。

 本気で何が目的なのか分からない発言に、「7月5日だと間に合わないことを承知の上で言っているのか?」と言う、一市民である私のアイデアでは完全についていけない状況になってきております・・。

 単純なデフォルト延長措置は、ECBによるギリシャ国債からIMFへと支払いが行われることになり、すんなりと通るはずだったのに、国民投票・・。これはマーケット荒れそうですよね・・。

 今の段階ではデータが不足しているので何とも言えませんが、来週は月曜日からマーケットへと注目が集まりそうです。もちろん、マーケットが注目を集める時には、必ずマーケットの値動きは荒くなる傾向が見られるので注意が必要です。

ドル円4時間足チャートについて

2015年6月27日ドル円4時間足チャート

 それでは最後にドル円の4時間足チャートについていつもように見てみたいと思います。

 チャートはレンジ形状になっておりますが、これもギリシャによるファンダメンタルズ要因からレンジブレイクとなるエネルギーは大量にあります。

 万が一、デフォルトが濃厚になるケースでは、チャートの形状は4時間足レベルでは無く、週足・月足レベルの動きにまで目を配る必要がありそうです。

 特に、月曜日から大きな値動きが出るようなケースでは、月足のバトルが火曜日になるので、マーケットの全体の流れを決定付けてしまうことも十分に考えられるので、時間のあるトレーダーの皆様は、月曜日・火曜日の相場から油断をされてないで頂ければと思います。

 さて、本日はここまでですが、来週も張り切ってトレードを行っていきましょう☆