ドル円急降下の中身

 [2015-02-14] 本日は、2015年2月14日ということで、ハッピー・バレンタインズ・デイとなるわけですが、そんな世間が忙しなく動き出している中、私は1人マーケットに関するブログを書き綴っております。

 と言うのは、先週末もブログをお休みすることになってしまったように、もう仕事が山積み状態となっており、「今書かねばまた今週も更新できない」と言う結果になってしまいそうだからです。

 実は、私事ではあるのですが、FX投資の他に車・不動産投資を実需絡みで行うことになりまして、土地・物件などをコツコツ見て周っていることも、時間が無い中で忙しさに拍車をかけています。

 特に、車は毎度のように試乗して値段と燃費で折り合いが付けば特に拘りは無いのですが、この不動産と言うのは初めての購入経験となるので、建築や土地や建造物に関する法律に関して全く知識の無い私は、いちから勉強しておる次第です。

 そのため、「やれ建蔽率だ」とあれこれ読んでいるうちに、日銀に関する噂が流れてドーンとマーケットが動いてしまったり、RBA総裁の演説が気が付けば始まっていたりと、住宅に関する勉強がトレードの足を引っ張り始めていると言う部分も否定できなくなっております(汗)。

 買ってしまえば気も楽になるかと思うのですが、買った後は、自由に改造したりしてトレーディングをしやすい環境を作ってみたいと思っております☆

 また、中古物件の購入予定なのですが、「不動産についてこれだけは気をつけろ!」と言ったことや、「何か良い情報等」がある方は以下のメールアドレスに送って頂ければ幸いです☆

 fx5@fx-5.info

 さて、それではまだ土曜日と言うことで材料は揃っていない状況なのですが、来週のマーケットについて考えてみたいと思います。

ドル円マーケットについて

 ドル円マーケットについて、まずは相場動向についてですが、今週120円を突っかけにいったところで徹底的に打ち込まれたわけですが、その打ち込まれた要因と言うのは、上値を伸ばしきることができなかったところに「日銀絡みの噂」が入ったことでした。

 もう少し中身についてお話すると、120円まで上昇した過程は日本市場の祝日を狙ったもので、10日に休みを前にした五十日をターゲットにした本邦輸出系からの大量の売りが入ったのを見て、マーケットは上値を目指す形になりました。

 上値カットを狙った動き方であったわけですが、その後は、日本が祝日を明けることを意識して輸出系からの売りを警戒したマーケットはさらなる上値伸ばしの展開とはならず、上値の重さを意識したところに、「日銀の追加緩和は難しい」と言う話題で大幅に打ち込まれました。

 続々と円安の影響を受けた輸出がらみの企業から好調となっている業績が発表される中で、トレーダーとしてはやはり「輸出系企業からの円買い需要」を意識させられます。

 そうしたものが今現在上値を抑えている状況と言えるかと思いますが、ここで注目しておきたいのは「日銀絡みのニュースで短期的に大幅に落ちた」と言う点です。

 120円まで上昇後に急激に落とした要因として、「大玉で売り込んだのは海外投資家」だと言われていますが、これを逆算すると「海外投資家は日銀の追加緩和を意識している」と言うところです。

 ここを意識していると言うことは、今後「日銀の追加緩和が無い」と言う話が出た場合には、1~2円程度の円買い方向の動きが出やすいと言うことを意識しておいても良いと考えています。

 特に、今回のケースでは噂の引き金が何処だったのかまでは分かりませんが、120円辺りではこうした仕掛け的な要因で利益確定売りを含めた売りで動くことがあることを意識しておきたいと思いました。

ドル円4時間足チャートについて

2015年2月15日ドル円4時間足チャート

 さて、チャート的には、三尊(ヘッドアンドショルダー)を意識させるものを描いていますが、これは上値である120円辺りを抜けなければ成立する流れで、下値である118.5辺りがキーポイントになり、下抜けた場合には輸入系企業参入ラインをも下抜ける展開が想定されます。

 そのため、118.5のネック防衛ラインは非常に硬く守ってくることが示唆されますが、狭いレンジとなったり、騙しとなるような展開は個人的にはあまり希望しておりません。

 そのため下抜けの場合には火曜日くらいだと追撃態勢が可能となり、トレーダーたちも打ち込みで入ってきやすいように考えています。

 ギリシャ情勢を考えても3月の蓋が開くまでが不安要因からの下方向と響きやすいのかな?と想定しています。