ドル円とクリスマス相場

 [2014-12-21] 12月に入り私の相場観はずたぼろになっていますが(笑)、今年は動いているから例年とは違う傾向が出ていますが、どうしても12月となると、「12月=トレードオフ」と言う認識が強く、心に隙があるのかも知れません。

 証拠金の大部分が両建てでガッチガチとなっているので、なかなか新規トレードを行うことが難しいのが12月の毎年の状況となる訳ですが、正直、「来年にこの値動きを取っておいてくれ!!」と言う私の心の叫びはマーケットには届いていないようです(笑)。

 さて、愚痴ばかり書いていても面白く無いのですが、FRB関係のお話を少ししておきたいと思うのですが、今年に入り、かなり地区連銀総裁等の発言はタカ派よりへとシフトしている中で、FOMCにおいては「辛抱強い(patient)」と言う発言が出ております。

 この「patient」と言う発言の中身を噛み砕くと、「利上げしたいけど、利上げした時の景気失速が怖いから、インフレ率も上がっていないので我慢した後で利上げするよ!」と言うものです。

 この我慢がアメリカ経済にプラスなのかマイナスなのかは、後々分かってくるとして、「この我慢の期間はどれくらいなの?」と言う問いに対して、イエレン総裁は「patient(辛抱強い)は次回数回の会合で動かないことを意味する」と言う発言の後、「数回の会合は、2回を意味する」と言ってしまっています。

 つまりこれは、「2ヶ月間の間は利上げしないよ」と言う意味ですが、逆算すると「最速で2015年3月の利上げ」と言う計算になります。

 こうしたアメリカの利上げムードの動きに対して、FRB関係者は「より経済指標を重要視すること」が取り上げられていますが、市場関係者並びにウィリアムズ総裁等は「2015年6月が最初の利上げ」と考えています。

 この考えが全体的に現在のドル円相場の強さへと繋がっているのですが、2015年の利上げ幅は「1%前後」と言うのが大方の予想で、これは「「利上げは基本的には慎重に行われること」を意味しており、「0.25%ずつの利上げ」というのがメインシナリオになりそうです。

 「0.25%ずつの利上げ」と言うことに対して、「十分でない」と異論を唱えているマーケット関係者も数多くいますが、先に述べたように「指標をより重視する」と言う流れが出来ている以上は、「インフレ率」がターゲットとなり、CPIコアが3%前後まで上ブレしない限りは、「0.50%の利上げは少々厳しいのかな?」と言う思いで見ています。

 さて、12月に入りボーっとしているように思われる私ですが、少しはマーケットについて考えているんですよ(笑)と言うことを示すことができたと思いますので、最後に来週のマーケットについて簡単に書いておきたいと思います。

ドル円について

 来週は、クリスマス相場と言うことで、特にユーロドルを中心とした瞬間的な動きには注意をしておきたいと考えています。

 ドル円相場については、輸出系企業から119円前後での売りが散見していますが、基本的にはクリスマスと言うことで「流動性が無い」と言うことを意識したいと思っています。

 12月は余りトレンドを発生させること無くレンジ内で動くことが多いので、両建てポジションについても伸びが無いことを意識して年末に備えていきたい思います。