ドル円香港英国に注目

 [2014-10-05] 肺炎がなかなか絶好調にまでならないのは、明らかに体力が落ちている証拠だと思うのですが、まだ多少痛みが残っており、これが悪化するようであれば「睡眠時間を削ってでも病院に行こう」と思う訳ですが、徐々に改善してきているので「あと1週間もすれば治るな?」と考え始めております。

 イメージでは1週間程度で治るものと考えておりましたが、為替相場のように、どうやら肺炎は一筋縄ではいかないようですので、皆様もどうぞお気を付け頂ければと思います。

 「FXの他に仕事を3つも4つも抱えている状況が悪い」というのは、言うまでもありませんが・・。

2014年9月28日ドル円4時間足チャート

 さて、上は先週末に作成していたドル円4時間足のチャートですが、110円のオプションバリアをこなして、中小企業のオーダーをヒットさせたことを考えると、中には本当に困っている会社もあると思います。

 政府が中小企業を救うため動き始めたことが先週発表されましたが、オプションをカットされる前に準備をしておいても良かったのでは?と考えております。

 円高で大損、円安で大損と大騒ぎしていますが、110円カットで騒いでいるようならば120円付近までの上昇が起これば、どうなってしまいますかね?

 目先の流れとしては、日銀が緩和している状況維持の、米国の出口戦略ですから、基本的には円安ドル高方向の大筋の流れは維持されます。

 これに政府が、最近口に出している消費増税のための日本国債売りの話ですが、今更、消費増税が1~2年遅れる程度で海外の投資家が日本国債を売り込むとも思えませんし、打ち込まれたら利回りが上がるのですから、「GPIFがワザワザ投資先として海外を選ばずとも日本国債を買うことで年金問題まで解決するではないか?」と肺炎で寝込みながら妄想しておりました。

 つまりは、単純に考えて日本国債売りは無いということで、この円安の動きも来年辺りをピークにして、後は、日本の緩和からの撤退の動きが起こり、上値を抑える形になってくるのかな?という見通しを立て始めております。

 その時に、75円ロングも利食いする予定です。

 さて、続いて来週のマーケットですが、話題はイギリスの利上げについてでしょう。

 「今回の利上げは無い」と言うのはマーケットは織り込み済みですが、タカ派の委員が増えていることから利上げへの言及が出た場合には、ポンド買戻しの動き、インフレに関しての警戒する話題についてもポンド買いで動き、その流れはポンド円へと波及、さらにドル円の買いで動く可能性も頭に入れておく必要がありそうです。

 次に、ドル円マーケットについてですが、月曜日が五十日のスポット日ということで、「少なからずともドル需要が入るのでは?」と考えております。

 そう考えると、月曜日の朝はドル買いで進みやすいのかな?と考えるわけですが、注目は、香港の動きです。

 休日が開けて金融街が閉鎖されたままでは、大きな影響が出る可能性が否定できません。

 これに政府が介入することで、事態は一気にリスクオフの展開になることは間違いありません。

 特に、今回の主体が学生運動家ということで、十代の人々が運動を行っているだけに世界からの注目度が高く、中国政府もなかなか手を付けられないでいる状況です。

 こうしたデモは通常、いろいろなプロの政治団体が介入し色々な方向へと誘導していくことになるのですが、現状では表立っては、プロの喧嘩団体が動いたとのニュースしかこぼれておりません。

 水面下の動きは、一気に流れをひっくり返すので来週のデモ収束に注目してみたいと思います。

2014年10月5日ドル円4時間足チャート

 最後にドル円チャートですが、時間の関係上と体力的な面から本日はここまでにさせて頂きたいと思います。